ごきげんようでござる!
前回は大人騙しな商品だったので今回は子供騙しな商品・・・
グラビティボッツ版スタースクリーム(GB-03、スタースクリーム、2415円)の紹介でござる!
本品は2009年販売の劇場版「トランスフォーマー/リベンジ」版キャラクターを低年齢層向きに簡易変形と安全対策を重視して設計されたグラビティボッツ商品でござる。
グラビテティボッツとはディフォルメされた簡易造形のボディに重力を利用して瞬間的に自動変形を行う画期的な商品でござる。
本品もリベンジ版スタースクリーム(RD-02、スタースクリーム、3990円)を元ネタに設計された商品でござるが・・・
他のグラビティボット商品(オートボット商品)と比べてしまうと明らかに浮いてしまう商品でござる。
まあ、飛行機だけに浮いた存在は仕方がないとしても日本販売のグラビティボッツ商品5体中唯一のディセプティコン商品なのも浮いた存在なのでござるな。
しかしまあ、ディフォルメされたF-22ラプターは可愛いらしい商品でござるが、劇中同様のエイリアンタトゥの塗装は可愛らしくないでござるな。
なお、こんな造形でもF-22ラプターの商品権は得ているようでござる。
さあ、ロボットモードの変形はヴィークルモードを立たせただけで変形スイッチが押されて、わずか1秒で変形するでござる。
1秒変形!
キミにも出来る! すぐ出来る!
う~む・・・ 確かにグラビティボッツの自動変形はトランスフォーマー史上でも最も少ない変形工程でござるから、誰でも変形できる、拙者の同居猫でも変形させられる、変形させられない人なぞまず居ないでござろうから、グラビティボッツのキャッチコピーはバカにされているような気がするでござるよ。
しかしまあ、初見の自動変形には驚かされるものの見慣れてくると新鮮味もなくなり、重力を利用するためのデザイン構造もたただた面白みも無く手足が動かないのも残念な一発ネタ玩具なのでござるよな・・・
ロボットモードかヴィークルモードの自動変形も可能なので、技術的には褒めたいでござるが・・・ 本品にはプラスアルファアな要素が無いのと販売価格が見合わないのがヒットしない原因でござろうな?
商品的ギミックならプルバックモーターも仕込めたと思うのでござるが・・・
それにしても、ロボットモードの顔がスタースクリームというよりメガトロンに見えるのは僕だけでしょうか…?
まあ、本品の場合はデンチマンのような新たな変形玩具の可能性を探る試作品と考えるべきでござろうな。 (笑)