ごきげんようでござる!
戦場を駆けるジープは代表的な軍用車両の1種で正義のサイバトロンには不似合いなイメージでござるが、軍用車両=戦争・・・悪のイメージばかりではなく、攻める側ではなく守りの立場でいえば戦車や装甲車よりも身軽で敷居も低く民間仕様もある人気車種でもあるでござる。
日本でも三菱がライセンス生産を行ったJ-24型などのジープ(73式小型トラック)が自衛隊にも配備(現在はパジェロ)されていたでござるな。
今宵はJ-59型ジープに変形するサイバトロン・偵察員(スパイ防止活動)、ハウンド(02、ハウンド、1600円)の紹介でござる!
本品は1984年(日本販売は1985年)に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」商品として販売された訳でござるが、商品は1982年に「ダイアクロン」商品として1983年に販売されたカーロボット・J59ジープ(カーロボット No.12、J59ジープ、1500円)より、ダイアクロン商品を削除しシール模様の変更とシークレットエンブレムを貼り付けた商品でござる。
なお、J-59型ジープは民間使用のカラーリングでござるがメッキ処理された12.7mm機関銃が装備されていたりするでござる。 (笑)
まあ、TVドラマや映画撮影用などに使われた車両を再現したのかもしれないでござるな?
商品はスペアタイヤカバーやスペアタンクなどが付属し雰囲気が良いのでござるが、ハンンドルなどは造形されておらず、本来ダイアクロン隊員が乗る座席もダイアクロン隊員を乗せるとチープな感じになってしまう欠点があるでござる。
なお、本品は付属のシールを貼っていない状態でござるが、雰囲気が好い商品である事には違いないでござる。
そう、拙者的には当時のトランスフォーマー商品では完成度の高い商品の一つであると断言できるでござるな。
ロボットモードへの変形には頭部と肩カバーに連動変形ギミックが仕込まれておりプロポーションもソコソコ良いのでござるよな。
スポーツカー系オートボットとは異なる軍用車両らしい無骨なデザインがミリタリー系ファンにはストライクなデザインでござるよ。
なお、ロボットモードへの変形には12.7mm機関銃とスペアタイヤ及びスペアタンクを取り外してヴィークルモードでは余剰パーツになるミサイルランチャーとライフルを武装として取り付ける必要があるでござる。
ハウンドのキャラクター設定は、地球の自然に興味を持ち、ひそかに人間になりたい願望をもつが、戦闘では恐れをしらない勇敢な戦士でござる。
特殊能力はレーザースコープを持ち、ホログラムガン(ミサイルランチャー)で立体映像を出現させるでござるな。
能力値は体力(5)、知力(8)、速度(5)、耐久力(7)、地位(6)、勇気(10)、火力(3)、技能(9)で設定されているでござる。
なお、商品上のミサイルランチャーはスプリングによりミサイル弾を発射するでござるがアニメ設定だとホロスコープガンでござるな。
おなじくアニメ設定では12.7mm機関銃がライフルに変形するようでござる?
ハウンドのキャラクター設定も軍用車両でありながら好戦的な性格にならず自然を愛する性格になった理由も、軍事力の平和利用を象徴していたりするのも面白いところでござるよな。
戦争だけが軍隊の仕事じゃないを表したようなキャラクターといえるでござろう。
ただ・・・ 本品は当時の商品としてはダイキャスト製脚部の安定感とアニメ作画のイメージにも近くプロポーションも良いのでござるが、可動範囲が狭くて殆ど動かない商品でもあるでござる。 (笑)
ただG1の宿命か稼動範囲ェ・・・
しかし改めて見てもカーモデルとしてもロボット玩具としても素晴らしいものだと思いますw
やはり、キャラ一人につき、何かしらの能力があったほうが覚えやすいしね(「ジ○○ョ」のスタンドしかり)。
玩具は連動変型があるあたり、オートモーフの先駆け・・・かも。
バイナルやヘケヘケでも、ロボット形態のパーツの位置が酷似してるのも安定しますね。
コンボイですら、後年になって、変型パターンがまちまちだったり。
くぼやん殿、拙者もキャラクターに一つの特殊能力所持は賛成でござるが・・・ 何故か米国設定だとヴィークルモードを活かした特殊能力が設定されないでござる?
なお、3月29日は「マリモの日」だったので丸くて緑色のトランスフォーマーを用意するはずだったでござるが間に合わなかったので代役で緑色のハウンドを用意したでござるな。 (笑)
今現在は画像ストックがないので記念日ネタにあわせるには辛いでござる・・・
動いてくれないのは・・・このさい仕方ないにしろG1の中では総合的にトップクラスと言えるかもね。