ごきげんようでござる!
今宵も前回に続き、1998年に販売された「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ・Ⅱ」商品として販売された、サイバトロン音速教官、スカイワープ(C-27、スカイワープ、1100円)の紹介でござる!
本品は海外ではスーパーチーム(マグナボス、日本未販売)として販売されたシルバーボルの塗装強化品(?)であり、日本ではスカイワープとして単品販売と、合体セット(X-4、マグナボス、2980円)の2種が販売されており、日本販売品は仕様が同じでござるが、付属のカードが異なるでござる。
なお、本品は海外販売のシルバーボルよりも塗装が強化されているハズなのでござるが、ビーストモードでは殆ど違いが判らないでござる。
しかし、設定上は別人であり、日本名はヒューザー戦士のシルバーボルト(C-41、シルバーボルト、1800円)との混乱を避ける為に、同じくG1のスカイワープ(23、スカイワープ、1980円)の名前を引き継いだのでござるが・・・ デストロン陣営の名前を引き継ぐ事はなかったのでござるかな~ (笑)
まあ、スカイワープの名前はカッコイイ風の名前でござるし、白頭鷲というビーストモードのキャラクター性を考えれば合っているのかもしれないでござるな?
無論G1のスカイワープとの関係はなく、同名の別人で、短距離ワープ機能は無いようでござる。
なお、スカイワープはサントン(C-28、サントン、1200円)と共にセイバートロン星よりライオコンボイ(C-16、ライオコンボイ、2980円)部隊の増援として派遣された戦術指南役の潔癖で厳格な性格のベテラン戦士のようでござる。
設定ではソニックブームや翼に仕込まれたスカイミサイルが武器のようで、商品でも翼の先端を折り曲げてミサイル発射態勢となるアタックモードを再現できるのでござるが、ミサイルはスプリング式発射方なれど、左右に3連装のはずが、1発づつしか再現されていないでござる。 (残念)
翼の先端にミサイルを仕込んだ同系列の合体ロボとしては最も小型に成る為に、ミサイルの本数を削られたのか米国の安全基準の為なのかは不明でござる?
さあ問題はロボットモードでござる。
本体は細身で無駄の無い体型なのでござるが、翼と鷲の頭が大きすぎてバランスが悪いのでござるよ。
しかも、海外版のシルバーボルトでは未塗装だった頭部は銀色で塗装が追加されただけで、ロボットモードは胴体部が未塗装である為にチープに見えてしまうのでござる。
そう・・・ せめて、TVアニメと同じ様に腹部を塗り分けていればよかったのでござるが・・・
更に、TVアニメの作画の足と玩具の足の向きは逆になっているのでござるよ。
拙者的には足の向きはTVアニメのデザインの方が良いと思うのでござるが、玩具では足首のみの回転は出来ないのでござる。
本品も残念ながらTVアニメとのギャップがある商品なのでござる。
ロボットモードでの武装は両翼に収納されているウィングギャリパーによる2刀流の剣技と両翼のスカイミサイル でござる。
しかし・・・ 本品は仕様とは言え・・・ ミサイル発射態勢はイマイチなのでござるな。
しかも、本来であれば接地性は高いハズでござるが、股間のボールジョイントが緩んでしうまうと翼の重量で立たせにくくなる弱点があるのでござるよ。
まあ、尾羽と両足で3点接地すれば良いのでござるが・・・ 股関節が緩むとソレも難しいでござる。
なお、マグナボスへの合体は背中及び脇と兜という鷲系合体ロボでは特長を活かしきれていない合体モードでござるが、意外と翼にならない合体パターンも多かったりするのでござる。 (笑)
まあ合体パターンは合体ロボ先進国である日本と米国では考え方や様式美が異なるので、設計思想がドチラに主導権が有るかでデザインが変わるものでござる。
なお、本品は海外版のシルバーボルト を買ったところで、イメージが変わらない商品なのでござるよ。 (笑)