ごきげんようでござる!
1999年の「ビーストウォーズ・ネオ」に登場した、ノコギリザメに変形するサイバトロン深海攻撃員、シャープエッジ(C-37、シャープエッジ、1800円)は、サイバーシャーク(C-11、サイバーシャーク、1780円)の頭部及び尾ビレを変更した3番目のバリエーション商品であり、3年連続投入された地味では有るが短期間でバリエーション展開に貢献した傑作商品(?)なのでござる。
う~ん・・・ 今度こそホオジロザメで商品化かと思っていたでござるが・・・ 3度目はノコギリザメでござる。
サメの大まかなバリエーションとしては、3種類製作できる事が本品にて証明された訳で、某戦隊ロボもサメのバリエーション化に成功すたでござるな。 (笑)
←より、サイバーシャーク、シャープエッジ、ヘルスクリーム(D-23、ヘルスクリーム、2200円)でござる。
基本と成る本体は共通で、頭部とヒレを変更したバリエーションでござるが、奇しくもサイボーグザメであるヘルスクリーム以外はサイバトロン所属のビースト戦士として販売されたでござる。
しかし・・・ 何故にホオジロザメで販売されなかったのでござろうか?
考えられるとはサイバーシャークがトランスメタル2(メタルス・サイバーシャーク、日本未販売)に進化した姿がホオジロザメ(?)だったことで、キャラが被る事を防ぐ為の処置でござるかな?
しかも、本品は差別化の為か、頭部(ヘッドソードブレード)が射出できるのでござるが・・・ メカニカルな頭部でござるが、頭部は赤く塗装された為に・・・ 頭皮を剥がされたように見えてしまい・・・ちとグロイでござるな。
無論付属のミサイル(×2)も改良点は無く、そのまま発射可能でござる。
更に彼のライバル商品であるハードヘット(D-37、ハードヘッド、1500円)も、グリムロック(日本未販売)の頭部変更品であり、3体目(C-4、ダイノボット(後期販売版)、1500円を含めれば4体目)のバリエーションであり、改造品の対決(VS-37、剣豪の対決、3280円)としての共通点を有するでござる。
しかし! ロボットモードの新造形の頭部デザインは正義のサイバトロンらしい、マスクヒーロー風の顔なのでござる。
流石に日本展開で企画されたビーストウォーズ・ネオ商品でござるな。
日本人の感覚に合わせたデザインでござる。
そう・・・ サイバーシャークと異なり、シャープエッジはTVアニメに登場したでござる。
と・・・言ってもゲストキャラクター扱い(?)だったそうでござるが、TVアニメに登場しない商品は売れ行きが悪い為に一応は出演させる日本的な配慮でござるな。
ちゅー事で、シャープエッジはノコギリザメの特長である頭部・・・ヘッドソードブレードを操る剣士とされ、ハードヘッドもパイルセイバーを扱う事でござるから、「剣豪の対決」となったわけでござるな。
なお、尾ビレである武器(金剛尾)は、サイバーシャークと同じく、逆手で保持するようで、TVアニメでは、「必殺荒波くずし」なる技として使用されたようでござるが・・・ 拙者はTVアニメ本編は見ていないので詳細は不明でござる。
胸部のブレストミサイルも如何描かれたのかも解らないでござるな?
しかし・・・ 彼の設定を見てみると一度だけのゲストキャラクターにしておくのは勿体無いでござるな。
そう・・・ 顔が変わるだけで、イメージが怪人からヒーローにガラっと変わってしまうので、デザインは大事でござるし、たとえ出番は少なくともTVアニメの出演により存在価値が変わってしまう訳でござるから本品は貴重な商品と言えるでござる。
なお・・・ 本品は3度にわたる金型の酷使か如何か不明でござるが、足首の固定が緩い為に立たせにくい欠点が有るのでござるが・・・ コレは個体差でござろうか?
まあ、ドチラにしろ・・・サイバーシャークの系譜は3種であり・・・ホオジロザメの新規パーツは無理としても、今後カラーバリエーションでデストロンでもサイバトロンでも増える可能性は無いともいえないでござるな。
背中が少々気になりますが、正面から見た姿は確かにヒーローらしいですね。
玩具は持っていませんが…、単品1800円、セット3280円…。よし、単品版なら頑張って購入できます(どこかに在庫があればの話ですが)。
アニメでの活躍はちょっと覚えていません…。