ごきげんようでござる!
前回はゴテゴテしたデザインだがギミック的にシンプルな獣系変形ロボット玩具だったので、今回はギミックてんこ盛りの獣系変形ロボット玩具で、2002年にタカラが展開した「爆闘宣言 ダイガンダー」より虎(サーベルタイガー?)に変形するバトロボ、タイガマル(V-06、タイガマル、2200円)の紹介でござる!
本品はダイガンダー(爆闘王 ダイガンダー、6980円)内臓のTVゲーム(VSゲーム)対応のVSロボシリーズの一品で、単品販売と狼型バトロボ、ロウガマル(V-07、ロウガマル、2200円)との合体セット(V-08、ダブルファング、4300円)が販売されているでござる。
商品仕様は単品版セット版共通でござるが、販売価格はセット版だと100円お得に成っているでござる!
さて、商品は虎型バトロボとの事でござるが、所謂縞々のベンガルトラをモチーフにしたものではなくサーベルタイガーぽいデザインでござる。
しかも1987年にタカラが「トランスフォーマー ザ★ヘッドマスターズ」商品として販売した「ビーストフォーマーのサーベルタイガー族・サイバトロンビースト名誉戦士、プラチナタイガー(50、プラチナタイガー、200円)のカラーリングと似ていたりするのでござる。
商品ギミックは背中に背負ったコントロールユニット(ボタン電池LR44×2個使用)を使用し、赤外線コントロールによるダイガンダーのVSゲーム用コントローラーとして使用可能でござる。
なお、ゲーム以外の使用では発行ギミックにしかならないでござる。
可動に関しては少々不満もあるでござるが、「ビーストウォーズ」商品でもヴィーストモードは似たようなものなので仕方が無いでござるかな?
そう、ビーストモードではTVゲーム連動ギミックを優先している為にアクションギミックやミサイル発射ギミックは無いでござるが、別売り商品との連動を考えれば申し分ないのかもしれないでござる・・・
まずは人型のファイターモードでござる!
動物頭部がロボット胸部に納まる標準的なデザインでござるが、サーベルタイガーの牙は取り外して脚部アーマーに収納する珍しい設計でござる。
ただ・・・ 両腕の形状と可動には少々不満が残る設計だったりするのでござるよな・・・
そう・・・ ファイターモードの武器は尻尾と牙を組み合わせた鞭状武器(ツルハシ?)タイガ剣なのでござるが、両腕には指とか拳が無い爪状デザインなので保持しにくいのでござるよ。
拙者、TVアニメは見ていなかったので劇中では如何にして描かれていたのでござろうか?
なお、劇中設定では「機動大盗賊」のファイトネームを持つ敵対組織のバトロボのようで歌舞伎調の言葉で話すそうでござる?
声優を担当した神奈延年氏は「メタルジャック」「ビーダマン」「東京ミュウミュウ」「勇者シリーズ」や「トランスフォーマー」にも参加しているのでタカラとは縁のある声優でござるよな。 (笑)
因みに必殺技はタイガ剣を振り回す「タイガ竜巻きり」だそうでござるが、商品では全く再現されていないでござる。
一応ファイターモードでは正座も出来るのでござるが両腕や首の可動範囲が狭い為にポージングが難しいでござる。
続いて連動合体ギミックの武装合体モードでござる!
一応、武装合体モードでもVSゲームのコントローラーとして使用可能でござるな。
なお、形状だけ見ればフライトモードの様にも見えるでござるが、用途は不明の武装合体モードで別売りのダイガンダーに武装合体するでござる。
なお、TVアニメ本編ではダイガンダーとタイガマルは敵対陣営だったので武装合体する事は無かったそうで、玩具オリジナルの合体ギミックのようでござる。
まあ、敵見方の枠を超えて共通の敵を倒す為に協力するシチュエーションは王道でござるがTVアニメではそこまで描ききれるヒマが無かったのでござるかな?
続いてロウガマルとの2体合体・上半身モードでござる!
これぞ合体ロボット玩具の真骨頂でござるから、一番バランスの取れた形状に変形するでござる。
更にタイガマルは下半身モードにも変形可能でござる!
他商品との連動ギミックが本品の魅力でござるが、単体では連動ギミックを活かしきれていない商品なので単品だと辛い商品でござる。
ダイガンダー商品が受けなかった理由は拡張連動性を優先した結果、単品での魅力を引き出せなかった事かもしれないでござるかな?
しかしまあ、連動ギミックは活かしてこそ華なので次回は相棒のロウガマルを紹介するでござる!
たしかに声の担当者は神奈さんでしたけど、正直神奈さんにこのキャラはねぇな~。自分の中ではどうも暑苦しいイメージ故に
リターンズのオカマ蝙蝠もこれはねぇと感じましたし。
4クールきっちり放映していたら、タイガ・ロウガの武装合体もあり得たかも知れませんね。
まあ、歌舞伎調の喋り方をするキャラクターは如何考えてもギャグ担当要因でござろう。