ごきげんようでござる！
２００１年にタカラが展開した「電脳冒険記 ウェブダイバー」はトランスフォーマーや勇者シリーズ及びミクロマンなどなどの技術を集大成した新時代の玩具を目指した意欲作で、玩具、アニメ共にヒット要素は高かったのでござるが・・・
どこで如何まちがえたのか、シーリーズ総売り上げは９億円ほどだそうでござるが・・・ 結果的には大ヒットと呼べないイマイチな作品。 ・・・素材は良くても、料理の仕方がまずかったのでござろうな？
「電脳冒険記ウェブダイバー」の失敗要因の一つに、ＴＶ画面を使った画期的な商品ではあるが、ＤＸウェブナイトシリーズのグラディオン（Ｗ－０５、グラディオン、７９８０円）を買わなきゃはじまらず、販売価格の高さ（２００１年の当時感覚）が敷居を高くしていたような感じがするでござる。
そこで、お求め安い廉価版の登場となる訳でござる。
今宵はＴＶゲームの連動や変形機能を削除した廉価版商品
フラッシュ合体グラディオン （フラッシュ合体グラディオン、２９８０円）の紹介でござる！
本品は番組開始時より販売された為にＤＸウェブナイト版グラディオンよりも早く店頭にならんだ商品であり、発光ギミック（ボタン電池ＬＲ４４×２使用）と、付属のミニビークル３体との武器合体機能を備えているでござる。
また、本品のパッケージは日本販売商品では珍しいギミック用試し穴が設けられており、パッケージ状態で目を発光させる事ができたでござる。
さて、グラディオン本体はヴィークルモードに変形（ウェブチェンジ）できないでござるが、プロポーションはソコソコ良いでござる。
が！ そこは廉価版商品ゆえに、塗装部分はイロイロと省略されており、下半身はパーツ数削減の為に片面仕上げの構造になっているでござる。
しかし、下半身は３パーツで構成されているものの、肉抜き穴の技術は計算されているなと歓心するでござる。
頭部は首が回るものの、背中のスイッチで目が赤く点滅（フラッシュ！）するでござる。
手持ち武器は、グランシールドとグランブレードでござる！
なお、グランブレードはグランマグナムに変形しないでござるが、グランシールドに収納可能でござる。
更にグランシールドごと背中に取り付けることも可能でござる。
普通に遊ぶのであれば、ＤＸウェブナイトよりも商品強度や安全性が高いので遊びやすいかもしれないでござるな？
さあ、続いて付属のミニビークルの紹介でござる！
先ずは、ＳＦスーパーカーのジャガオンでござる。
本品もＤＸウェブナイト版（Ｗ－０１、ジャガオン、２２００円）と異なりファイターモードに変形できない廉価版商品でござるな。
商品は転がし走行と武器合体モードに変形するでござる。
なお、武器合体モードではミサイル発射ギミックを再現されていないでござる。、
グラディオン・ガトリングモード
劇中では必殺技「ガトリングバスター！」を連射するでござるが、本品は銃口を光らせるでござる！
なお、商品ではＤＸウェブナイト版と異なり、ミサイル発射ギミックは無いでござる。
本品のフラッシュ合体ギミックは、合体させたミニビークルにより発光場所が変化するギミックでござるが、ギミック自体はアナログな構造でござる。
続いては、ホバークラフトのシャークオンでござる！
本品もＤＸウェブナイト版（Ｗ－０２、シャークオン、２２００円）と異なりファイターモードに変形できないでござる。
用品ギミックは転がし走行と武器合体モードの変形だけで、ミサイル発射ギミックは無いでござるな。
なお、武器合体モード自体には仕掛けが無いでござる。
グラディオン・アクアモード
劇中では必殺技「アクアトルネード！」として水流は発射していたでござるが、本品では発射口部分を発光させているでござる。 （青い色じゃないのが残念）
なお、アクアモードでは、ガトリングモードと異なり両腕が自由になるので武器を保持する事ができるでござる。
最後がジェット機のグリフィオンでござる。
本品もＤＸウェブナイト版（Ｗ－０３、グリフィオン、２２００円）と異なりファイターモードに変形できないでござる。
無論、本品もミサイルはダミーであるために発射はできず、転がし走行と武器合体モードの変形だけでござる。
なお、グリフィオンの武器合体モードは、エプロンアーマーの様なので、拙者的には好きなデザインでござるな。 （笑）
グラディオン・ホーミングモード
劇中では追跡ミサイルを発射する「ホーミングショット！」が必殺技でござるが、本品では再現されておらず、まったく関係ない胸部が点滅するでござる？
なお、ホーミングモードも両腕が自由になる為に、両手に武器を保持できるでござる。
細かいところを見ていくとアラが目立つでござるが、廉価版商品としてみれば、劇中の武器合体も再現されているので悪くは無い商品でござる。
逆を言えば、ＤＸウェブナイトシリーズは懲りすぎた商品であり、本品は簡素化しすぎた商品だったりするのでござるよな？
タカラとしては同一キャラクターの玩具でも、スケールダウン商品ではなく、違った遊びができる商品にしたかったようでござるが、拙者としては中間の商品仕様のほうが玩具として人気がでたのでは？ ・・・と思うのでござるよな。 （笑）
OPなどは２Dなのに、本編は３Dという詐欺アニメ(失礼)。
グラディオンのCVが後のキョンくんでして・・・。
ロボットアニメの主役ロボのCVって、決してマイナーのイメージという訳じゃないのだが。
しかし、この方が人気出るのは、およそ五年後に・・・。
やはり、声優の人気のきっかけ＝作品のヒットでしょうか。
自分は信じてませんが。
アニメーターに中国・韓国の方を使うようになったのは……
確かに、アニメーションとしては酷かったですが、低予算でアニメーションを制作するには、海外で格安のギャラで作ってもらう方が効率が良かったがために、その布石になったアニメの一つだったと思います。
……殆ど視てませんが(笑)
デザイン自体も勇者ロボチックなのが、当時、自分としては駄目でした……
もし…ボンズや京アニが作っていたら……いや…虚しいだけですね(笑)
おもちゃの方も、見るからに各アニメファンに『アレっぽい(人によって違う)』と思われた物だったと思います。
ほんとにこの頃はあらゆる意味で冒険でしたね。
確かにグラディオンの声優を務めた杉田智和 氏の初の主人公作品でござるが、今となってはの代表作にすらならない役名でござろうな。 （笑）
また人間側の主役のケントがライオジュニアの声の小林由美子さんでしたね。
あの人もこれが初の主役でした様で。
しかしこの作品のキャストって今見るとそこそこと豪華ですね。
小西さんや竹内さんに甲斐田さんとかいましたし
そういえば、グラディオンの声は杉田智和さんで、さらに中村悠一さんのデビュー作でもありましたね。
個人的に杉田さんは「銀魂」の坂田銀時、中村さんは「絶対可憐チルドレン」の皆本光一のイメージが強いのですが。