ごきげんようでござる!
さあ! 今宵は前回以上に希少な1987年に販売されたサイバトロン側のカセットボット商品で、奇しくも1987年販売のカセット戦士達はカセットザウルスなのでござるが、両軍共にTVアニメ「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」劇中には登場しない商品となってしまったでござる・・・
しかも! サイバトロン側のWカセットボット4体は日本限定販売で、生産数も少なかったようなので現在、大阪の某店等では1体30000円買取のプレミアが付いている商品でござる。
ちゅー事で今宵は、サイバトロンWカセットボット、ダイル(C-123、ダイル、680円)とザウル(C-124、ザウル、680円)の紹介でござる!
サイバトロン資源偵察員・ダイルは、カセットテープから小型恐竜(ラプター系)型のロボットモードに変形する商品でござる。
カセットモードの模様はシール処理で、形状もイマイチ良くないのが残念でござる・・・
本品にはシークレットエンブレムを貼るスペースは設けられておらず、1987年販売・後半の商品よりシークレットエンブレムは廃止される方向に向いていたので、その影響かもしれないでござる。 従ってサイバトロンのマークもシールで再現されていないでござる。
しかし・・・ 本品はWカセットボットでは最も複雑な構造(?)であり、説明書・パッケージ写真・パッケージイラストではそれぞれに異なった解釈(?)なのでござるな?
そう・・・ ロボットモードは小型恐竜らしいのでござるが、説明書では足を曲げずに真っ直ぐなままなのでござる。
そこで、足をまげてパツケージイラスト風にしたのでござるが・・・
パツケージ・イラストはラプター系の小型恐竜と云うよりも・・・ イグアノドンぽいのでござるよ? しかも、立てた親指まで御丁寧に描かれているのでござるな。 (笑)
そう・・・ 本品は古い恐竜学説でデザインされているので、尻尾をひこずる怪獣体型なのでござるよ。
しかし、本品の可動箇所を有効に使用すれば、近代恐竜学説てきな体型を再現できるのでござるよ。
うむ、ラプター系のシルエットになったでござるな。
なお、背中に装備された武器パーツ(ウェーブブラスター)はパッケージ写真では肩に装備されているでござるが、拙者は説明書表記の腰上に装備させてみたでござる。
さて! ダイルの性格は、時速200キロで走る事ができ、好奇心旺盛な明るい性格のようで、ときどき調子に乗りすぎて大失敗をするそうでござる。
なお、設定では、ダイルの親指はセンサーになっており、エネルギーを素早く発見できるとあるのでござるが・・・ やはり、イグアノドンのイメージしていた節が有るのでござるよな~ (笑)
お次が、ブロ・・・ 否! アパトザウルス型のロボットモードに変形するサイバトロン水源開発員、ザウルでござる。
こちらも、カセットモードはシール処理であり、サイバトロンマークも貼付されていないでござる。
シール処理のカセットロンは変形させる度にシールが痛むので、復刻商品はプリント処理に変更していただきたいものでござるな。
ロボットモードの変形方法は簡単な方で、余剰パーツである武器パーツ(キャノン砲)を取り付ける御馴染みの方法でござる。
ダイルのロボットモードも首が可動する為に、旧学説のブロントザウルス風体型も可能であり、近代学説のアパトサウルス体型も可能だったりするでござるな。
コレも1980年代と2000年の恐竜学の進化の過程でござるから、古い恐竜玩具は辛いところでござる。
さてさて、ザウルの性格は、ふだんは大人しいが、カセットザウルス(Wカセットボット)の中で一番の怪力の持ち主であり、尾の力は高層ビルを打ち砕くそうでござるが、リスや小鳥が大好きだそうでござる。
なお、水深1500メートルまでもぐる事ができ、水中での活動が得意だそうでござる。
さあ! Wカセットボットの特長は2体合体でござる。
ダイルが上半身モードに変形し、ザウルが下半身モードに変形し上下に合体するでござる。
合体記録戦士 レッグアウト
日本人が好きな合体でござるが、流石に体型には無理があるでござる。
何でも合体すればいいモノではないでござるな。 (笑)
まあ・・・ 兄のデシベル
よりは、マシな体型かもしれないでござる・・・
そう! 彼らは合体ロボット時では兄弟関係になるのでござる?
血縁関係(?)は不明でござるが、兄のデシベルとは正反対に明るい性格で調子に乗りやすい性格で、趣味はロック音楽を聴く事らしいでござるから、大部分は上半身であるダイルの性格が強く、デシベルの上半身であるノイズ(C-122、ノイズ、680円)とは兄弟になるのかな~と思いたいのでござるが、デシベルの性格は下半身であるグラフィ(C-121、グラフィ、680円)に近いようなのでござるな?
う~む・・・ 全員兄弟説の方が分かりやすいでござるかな?
どちらにしても謎な存在でござる。
彼らWカセットボット部隊はTVアニメにも登場せず、コミック版にすら登場しなかったトランスフォーマーなのでござる。
ツインキャスト(C-116、ツインキャスト、2980円)及び、カセットボットを主力商品にする為に開発されたはずなのでござるが、扱いがあまりにも酷く、当初の販売戦略が見直されて戦力外通告され、販売促進媒体のTVアニメや雑誌(TVマガジン)とのタイアップが無かったのでござろうか?
まあ、Wカセットボットは通常販売品ながら、下手な限定販売商品よりも高いプレミアが付いた商品に成ったことは事実でござるな。 (笑)
まあ彼らがリニューアルデザインで蘇る事を期待したいでござる。