ごきげんようでござる!
新シリーズに伴い、旧商品と切り替えが行なわれるのが、世の常でござるが、人気商品は断続販売されたり、仕様を変更して継続登場することも世の理でござるな。
ちゅー事で今宵は、1987年に「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品として販売された、サイバトロン通信員、ツインキャスト(C-116、ツインキャスト、2980円)の紹介でござる!
本品は1985年に販売された、ブロードキャスト(38、ブロードキャスト、2980円)の成型色を変更し、胸部パネルの改良により、カセットボットを2体収納可能にした商品であり、ライオンに変形できるスチールジョーとバリアケース(カセットケース)をセットにして販売されたお買得な商品なのでござる。
そう! 本品は単品販売のスチールジョー(C-65、スチールジョー、680円)が付属するにも関わらず、販売価格が2980円とブロードキャストの販売価格と同じなのでござる!
更に、スチールジョー単品販売でも付属していなかったバリアケースまで付属するサービス満点とも言える商品なのでござるが・・・
どうせなら、スチールジョーの同型の別人にしてもらいたかったでござるな。 (笑)
しかし、本品は単品販売のスチールジョーと一部仕様が異なっており、シール処理されたカセットの模様の色合いや、メガザラック(D-93、メガザラック、6980円)の弱点を記したシークレットシールが貼付されていたりするでござる。
また、付属武器パーツのペレット銃が金色から銀色に変更されているでござる。
う~む・・・
折角銀色の武器パーツに変更され、日本限定販売なのでござるから、本体も銀色かライトグレーにして白いライオンで販売してもらいたかったでござるな。 (笑)
まあ、スチールジョーの場合は、TVアニメ「ザ☆ヘッドマスターズ」に引き続き登場する為の措置と考えるべきでござるかな?
そう! スチールジョーは、サイバトロン側のカセットボットでは一番人気らしく、再販売の最も多いカセットボットなのでござる。
そこで、↑の比較写真ではC-65版スチールジョーを用意する事ができなかったので、2006年に販売されたトランスフォーマー・コレクション版(TFC-21、ブロードキャスト、4725円)を使用したでござるが、TFC-21版はC-65版の再現ながら、シール処理のパターンが簡略(個体差?)されており、若干成型色の色合いも異なるような気がするでござる?
←側がTFC-21版で、→側がC-116版でござる。
さて、ツインキャストは、劇中にてブロードキャストがサウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)と相打ちになり、強化されWカセットデッキとして復活した姿でござるが、この設定は日本独自のモノであり、海外では販売されなかった色変えパワーアップの先人的な商品だったでござるな。
しかし、本品はカラーリングが、赤からヒーロー的な青に変更されたのでござるが・・・
玩具的な配色のツインキャストは、同一人物ながらブロードキャストの様な人気を持続させる事ができなかったでござるな・・・
そう・・・ 改名を気に芸風を変えて売れなくなった、芸人と同じでござるよ・・・ (笑)
まあ、前の芸風の方が良かったとか言われるのと同じで、商品的なイメージでもブロードクアストの方が強かった訳でござるし、日本限定販売だったおかげで、人気が出るどころか同一人物の別カラーだったので海外での人気も高くない商品なのでござるよ。
しかし! 商品的には、スチールジョーも付属するので、プレーバリューは高いハズなのでござるが・・・
赤いボディのままで販売したほうが、良かったかもしれないでござるな。
御蔭で、ツインキャストは、トランスフォーマーコレクションで再販されることなく、e-HOBBY限定販売の、フリップサイズ(65、フリップサイズ、5250円)のオマケ扱いで再販されたでござる。 (笑)
さて、商品はWカセットに変更された事で胸板が厚くなり、貼付されているシールはブロードキャストと同じ物でござるから、胸部に貼られていたサイバトロンマークは左腕に移されているでござる。
しかし、商品的なイメージは色以外感じないのでござる。
したがって、Wカセット仕様でも赤いままでも良かったような気がするでござるが・・・
赤いままでは新商品をアピールできなかったかもしれないでござるな。
拙者としては別人で販売するのが一番良かったような気がするでござる。
まあ、販売してしまったものを元に戻す事ができないので、日本版トランスフォーマーとして受け止めるでござるが、本品も明らかに販売戦略で失敗した商品でござる。 (笑)
単発のTVアニメでは藤川桂介作品は面白いのは認めているので、決して貶してはいないでござるよ!