トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

紅忍者

2011-05-15 04:13:29 | トランスフォーマー・G2

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ごきげんようでござる!

バイク系変形ロボット玩具は如何にしてタイヤをデザインイに取り入れるかが試されるでござる。

1995年展開の「トランスフォーマー G2」商品として販売されたサイバトロン・レーザーバイク、紅忍者、ロードロケット(TRF-11、ロードロケット、800円)も変形後のタイヤ処理はOVAシリーズ「バブルガムクライシス」に登場するモトスレイブなどの影響を受け、背面ローター風にデザインされたでござるが、トランスフォーマーにおいてバイク系トランスフォーマーに忍者属性を追加したのも彼らレーザーバイクが最初だったりするでござる。

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レーザーバイクは、ボタン電池(LR44)2個を使用してクリアパーツ製の武器を光らせる商品で、ライバル設定のデストロン・闇忍者、ロードビック(TRF-12、ロードビック、800円)と共に販売されたでござる。

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小回りが利き機動力のあるバイクと忍者を結びつけるのには理に適ったようなキャラクターメイキングでござるが、一説にはKAWAAKIの輸出用大型バイクGPZ900R(ニンジャ)に引っ掛けて企画されたのではと言われていたりするでござる?

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まあ、ロードロケットのデザインはGPZ900Rとは異なるでござるが、バイクの車種を見分けられない一般人だと同じようなバイクに見えるかもしれないでござるな。 (笑)

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さて、本品のギミックはタンク部分にボタン電池を2個収納し、ハンドル部分のスイッチを押す事でドライブシャフト部分(ターボ・レッドチェンソー)を赤く光らせるでござる。

また、スタンド部分も折りたたみ可能でござる。

なお、本品のタンク部分には注意書きシールが貼られているでござるが、実車でもタンク部分とベルトバックル等による摩擦防止のラバーのようなので剥がさないでいるでござる。 (笑)

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さて、ロボットモードはタイヤを背負っただけではなく翼に見立てた事で更に機動力のあるデザインを演出しただけでなく、忍者を思わせる頭巾や鎖帷子まで再現したキャラクター性の強いデザインとなっているでござる。

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しかも、武器は忍者刀ではなく回転ノコギリのみ装備は現代・・・ 否、ロボットニンジャらしい装備だと納得できるでござる。

これも、米国でニンジャブームが起きたおかげで、忍者が一般認知されたおかげでござるな。

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さて、ロードロケットのキャラクター設定は、神出鬼没で身軽さを活かした体術を会得した「技の忍者」だそうでござる。

能力値はパワー(6)、知能(6)、スピード(8)、耐久力(4)、階級(4)、勇気(5)、武力(6)、テクニック(5)で設定されており、武器は右腕に装備されたターボ・レッドテェーンソーでござる。

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しかしまあ・・・ 忍者にしては、ちょっと能力値が低いような気がするでござるが、海外設定だと役割がSTREET DEFENCE(市街地防衛員?)だったりするので純粋な忍者ではないのでござるかな?

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そう、彼らレーザーバイクの役職はパッケージ表記では通称と表記されており、自称・紅忍者なのではないでござるかな?

おそらくG1時代に地球文化に触れたトランスフォーマーによってもたらされた忍者映画の影響でニンジャ修行を行った一般市民が実力を試すべくサイバトロンデストロンに分かれてしまったのではないでござるかな?

イメージ的には現代アメリカンニンジャでござるな。 (笑)

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なお、商品的には「脅威のスーパーポーズ! 変形メカ」なので現在でも十分通用する商品でござるが、可動範囲がやや狭いのが残念でござる。

無論、本品も現在玩具技術でデラックスクラスの商品をリメイクしてもらいたい一人でござるよな。

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さて、ロードロケットにも誰か乗せてみるべく、「ミクロマン・レッドパワーズ」のレーザーソロモン(L-11、マスターミクロマン・レーザーソロモン、780円)を乗せてみたわけでござるが・・・

実は本品は2000年に「ミクロマン・レッドパワーズ」商品のマッハスピーダー(L-14、マッハスピーダー、1480円)として、発光ギミックを廃止とミクロマンが乗せやすいようにハンドルと武器パーツの形状を変更して販売されているでござる。

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元々の「トランスフォーマー」玩具は「ミクロマン」「ダイアクロン」商品の流用から始まったので、トランスフォーマーからミクロマンに流用されるのはオカシナ事ではなく、これぞタカラワールドと賞賛したい玩具でござるな。 (笑)

しかし・・・ 本品の商品サイズだと、ミクロマン・レッドパワーズやマグネパワーズは若干小さいでござるな。


路上の王者

2011-05-13 19:00:43 | 劇場版・AA

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ごきげんようでござる!

元バイクノリの拙者が言うのもなんでござるが、困った事に大多数の日本人がもつバイクのイメージとは、暴走族・ならず者・モヒカンで「ひゃっはー!」な事は認めなくてはいけないでござる・・・

そう、世の中悪い方が目立つし、最近の特撮ヒーローですら子供が真似ると危険という理由でバイクアクションは控えめだったりするでござるな。

今宵は2010年展開の「TRANS FORMERS AUTOBOT ALLIANCE」より、チョッパーバイクに変形するディセプティコン・路上の王者(元シーカー?)、ブリムストーン(AA10、ブリムストーン、1575円)の紹介でござる!

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本品は海外販売の「TRANS FORMERS HUNT FOR THE DECPTICON」版ブリムストーンの成型色の色合いを変更した日本版商品で、パッケージは海外パッケージに日本語表記の説明書を封入し、商品名とバーコードを貼り付けたスカウトクラスの商品でござる。

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さて、本品は劇場版「TRANS FORMERS」をモトネタにしたディセプティコン兵士でござるが、映画本編には登場しない玩具オリジナル商品でござる。

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なお、設定上ではオールスパーク探査の任務に就いたシーカーの一人だそうでござるが、元々地球に潜伏し創作活動していたのか、メガトロン(MD-07、メガトロン、6825円)復活後に地球に襲来したのか分らないでござる?

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しかしまあ、チョッパーバイクと言えばアウトローの乗るバイクのイメージが強いのでディセプティコンには似合うでござるよな。

なお、本品はスカウトクラス商品ゆえにヴィークルモードでは転がし走行以外のギミックはないでござるが、スタンドが展開できるので立たせる事ができるでござる。

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ロボットモードの変形は簡易でござるが、前輪を分割して腕部の一部と成る設計には驚かされるでござる。

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骨格を思わせるロボットモードのデザインも同じシーカーであるランサック(RD-09、ランサック、1260円)と同時代のトランスフォーマーぽく興味深いデザインでござる。

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なお、専用武器などは無いようでござるが両肩のハンドル部分が機関銃(?)のようで、両腕のタイヤを回転させての打撃攻撃が中心になるようでござる?

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さて、ブリムストーンのキャラクター設定は、車輪を持つ者のなかでは最も速くタフである事を自慢する意地悪い性格で、サイバトロン星では「路上の王者」と呼ばれていたそうでござる。(自称?)

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なお、戦争中は因縁のライバルであるハブキャップ(AA-08、ハブキャップ、1575円)と敵対関係になるためにディセプティコンに参加し、シーカーの任務に就いた後でも地球の都市ドラッグストリップを舞台にハブキャップと「路上の王者」の名を賭けて競い続けているようでござる。

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能力値は体力(6)、知力(4)、速度(6)、耐久力(9)、地位(8)、火力(6)、技能(6)と設定されており、「路上の王者」としては体力や速度が低いようなきがするでござるが、これは高齢により能力が劣化したのでござろうな?

地位(8)は高いような気がするでござるが、たとえ任務をほっぽりだして「路上の王者」を名乗る知力(4)のバカでもシーカーの役職は優遇されるのでござろうか。 (笑)

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まあ、現状のブリムストーンの行動はデセプティコン本隊の指揮下にあるのか地球の暴走族にまぎれて「ひゃっはー!」なのかわからなでござるが、死ぬときはハブキャップを道ずれに死んでやろうと思っている困った爺さんのようでござる。

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なお、本品も「路上の王者」とはいえ、バイク単体で走るのは絵にならないものでござる・・・

そこで、適当なフィギュアを乗せてみたいものでござるが、チョッパーバイクと合うアクションフィギュアが見当たらないでござる・・・

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ゆえに今回はミクロマン・アサシンフォースのキョウシロウ(AF-12、ミクロマン・キョウシロウ、1500円)を乗せてみたでござるが・・・

なんだかホンダのJAZZに乗っているような対比になるでござるな。

もう一回り小さいアクションフィギュアでも良い様な気がするでござる。

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まあ、本品も誰かを乗せる前提で設計された訳ではないでござるが、バイク系玩具はイロイロと乗せてみる楽しみがあるので公式設定に縛られずに組み合わせたいものでござる!


ジャンキオンズ・リーダー

2011-05-12 02:33:40 | TF・ユナイテッド

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1984年より展開された「トランスフォーマー」は当時としては完成度の高い傑作玩具を多数販売してきたわけでござるが、TVアニメなどの連動により玩具と劇中デザインが異なる商品も多く、アニメの雰囲気を十分伝えきれなかったでござるが、昨今では劇中のデザインのまま商品化できたりすることも多く、過去に販売された商品を最新の玩具技術でリメイクさせたりしているでござる。

今宵は2011年展開の「トランスフォーマー ユナイテッド」より、オフロードバイクに変形するオートボット環境保護員、レックガー(UN-18、レックガー、2415円)の紹介でござる!

Photo_4 本品は2011年に海外で販売された「TRANSFORMERS REVEAL THE SHIELD」版レックガー(日本未販売)の成型色と塗装パターンを変更した商品でござる。

なお、本品は1986年展開の「トランスフォーマー・ザ・ムービー」登場のジャンキオン指揮官、レックガー(C-81、レックガー、1980円)のリメイク商品でござるが、ヴィークルモードは劇中のクルーザーバイク(?)からオフロードバイクに改められており、劇中とは異なるデザインでござるが、カラーリングや商品サイズなどなどでCー81版レックガーのイメージを壊すことなく現代風にアレンジされているでござる。

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まあ、C-81版レックガーも劇中デザインとは異なるのでドッコイドッコイでござるかな?

そう、見た目のデザインではなく、あくまで雰囲気でござる!

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因みに拙者もバイク乗りの端くれとして言わせてもらえば、ガラクタ惑星を中心に活動するジャンキオンのヴィークルモードは長距離行動に適したクルーザーバイクよりもスピードを犠牲にしても荒地を疾走するオフロードバイクの方が似合うと思うのでござるよな。

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なお、C-81版レックガーの場合はクルザーバイク風でも一応は未来的バイクと云う事なので多用途目的の万能バイクのようでござる?

当時の米国デザインでは地球外生命体の未来的デザインが起用されたでござるが、日本では当時の未来的デザインのメカニックはウケが悪かったでござるな。 ゆえに、本品の場合は現用車両風にアレンジしたデザインが採用されたようでござる?

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更に本品はバイク型トランスフォーマーの弱点である、バイク状態だけの行動では絵にならない商品仕様を解決するべく、レックガーを2体用意できればライディング状態を再現できる嬉しい設計が行われたでござる!

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なお、説明書ではレックガー2体を用意と記されており、同じ物を2個(海外版推奨)買わせる算段でござるが、やはり同一人物2体よりも別人を乗せたいのがファン心理でござるよな。 (笑)

そこで活躍するのが頭部パーツとカラーリングを変更した、e-HOBBY限定販売のさスクラップヒープ(大宇宙の探求者・オートボットセット、7875円)でござる!

通常販売だと知名度不足でキツイ商品になるかもしれないでござるが、レックガーとの連動を考えた場合は最強の組み合わせとなる商品なので、限定販売に終わったことが悔やまれるでござるな・・・

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なお、本品はライディングを考慮して設計された為に、専用の接続ジョイントが設けられており、ガッチリとライデングポーズをキープできるでござる。

しかし・・・ 海外安全基準を採用した為かハンドルグリップとサイドミラーは軟質パーツで作られており、ガッチリとハンドルを握れなかったり、横倒しにするとサイドミラーやブレーキレバーが曲がってクセがつくなどの欠点があるでござる。

コレさえなければ満点をあげたい商品なのでござるよな・・・

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ロボットモードの変形はC-81版と全く異なるでござるが、共通ポイントとなるタイヤ処理と胸部機関銃は同じなのに加えてアニメ作画に近いデザインの頭部が再現されているのが嬉しいでござるよな。

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なお、下半身はC-81版やアニメ作画と異なるでござるが、左右非対称のデザインが如何にもガラクタロボットらしい説得力があるでござる。

しかも、背中にバトルアックスを背負える余剰パーツ対策も実に絵になっているでござる。

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武器パーツとしてはレーザーガンがなくなったのは残念でござるが、バトルアックスのみのほうが劇中イメージに近いでござるな。

なお、海外版は胸部に炎のマーキングが加えられているでござるが、日本版は無地のアニメ作画を再現しているでござる。

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因みに本品はデラックスクラスの商品として販売されたわけでござるが、ヴィークルモードの大きさはC-81版と変わらないのに対して、ロボットモードでは一回り小さくなるでござる。

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さて、ユナイテッド版レックガーのキャラクター設定は一応G1のザ・ムービー~2010時代を再構築したようでござるが、ガラクタ惑星(惑星ジャンキオン)に住むガラクタロボット種族(ジャンキオン一族)のリーダーであり、修理に長け、テレビ好きで独自な喋り方をするなどと性格はG1版と同じなのでござるが・・・

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オートボットでの役割は環境保護員として活躍しているそうで・・・

能力値は体力(8)、知力(4)、速度(5)、耐久力(7)、地位(2)、勇気(7)、火力(6)、技能(8)と設定されているでござる・・・ 何故に?

一応ジャンキオンのリーダーでござるから地位(2)はおかしいでござる!

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そう、G1版だと地位(7)なのに低すぎるのでござる?

なお、ユナイテッド版レックガーの能力値はアニメイテッド版レックガー(TA-32、レックガー、3780円)と全く同じで、アニメイテッドから入ったファンに向けて役職も同じにしたつもりかもしれないでござるが、同名でもキャラクター立ち位置が違うので分けるべきなのでござるよ!

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本設定の能力値を尊重するのであれば、たとえジャンキオンの指揮官とはいっても、オートボットの中では位の低い種族・・・ ジャンキオン自体が差別されていると感じさせる数値でござる!

いくらカッコよくリメイクしても、設定値を落としてしまうのは、ちと不味いとおもうのでござるよな? 全ての命と自由を守る正義のオートボットにおいて、対ユニクロン(ユニクロン2010エディション、10500円)戦争にて宇宙の危機を救い、オートボットの協力者となったジャンキオン一族のリーダーが地位(2)ちゅーのは、オートボット至上主義の不平等感が強いでござるよ。

設定する方は、そこまで考えてキャラクター設定しているのでござるかな?

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せっかく「トランスフォーマー・サ・ムービー」にて描かれた、ジャンキオン戦士2体一組が上下を入れ替えて戦うジャンキオン戦法が再現できたというのに、何故に設定でケチを付けるのでござろうか?

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確かに世の中には差別があり階級社会であることは間違いないでござるが、理想を歌う玩具設定にまで現実を反映させていまうのは如何なものでござるかな?

容姿や能力の優劣であれば個性ですまされるでござるが、人種差別や階級社会は個性じゃないのでござるよな? ディセプティコン商品なら仕方が無いとしてもオートボットはタテマエ上でも気をつけてもらいたいでござる。

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と、まあ言った所で・・・ 現日本人的価値観と国際感覚は違うでござるから格差も自由と個性になるのでござるかな?

う~む・・・

ジャンキオン革命でも起きれば地位向上するかもしれないでござるが、ジャンキオン商品は圧倒的に少ないのが悩みでござる。 (笑)


勇者王は何処へ行く

2011-05-09 17:48:09 | 勇者シリーズ

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う~む・・・ 以前から懸念していたとは言え、まさか現実になろうとは・・・

確かに昨今の流れろ考えれば仕方が無いのでござろうが・・・ 純粋なファンの立場からみれば「勇者王 ガオガイガー」のパチンコ化は非常に残念としか言えないでござる!

新規ファンを開拓する為か一般認知度を更に上げるためかしらないでござるが、まったくもって誰得なチョイスとしかええないでござる。

ファンとしては新作が観たいものの、パチンコメーカーにとっては名前だけで作品自体には興味が無く、たとえTVCM作られても全く関係ない一般知名度があるだけのタレントガ出てくるCMなぞファンが喜ぶとでも本気で思っているのでござろうか?

金儲けの為であれば何でもやる、本当にうっとうしいだけでござるよなパチンコメーカーは・・・

メーカーとしての誇りがあるのであればオリジナルで勝負すべきでござる!

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今宵は2001年にユージンより販売されたPVC製アクションフィギュア、マスターアクションシリーズのBRAVE SERIS NO.1 ガオガイガー(アクションマスター・ブレイブシリーズNO.1、ガオガイガー、2500円)の紹介でござる!

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今なお人気高い「勇者王 ガオガイガー」はアニメ人気にも関わらずタカラ製玩具の販売不振が元で「勇者シリーズ」そのものを中止に追い込んだ作品としてファン以外にもアンチが多く存在しているでござる。

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そう、時代はアニメ作画と同じ造形のアクションフィギュヤやガシャポンなどの安価で完成度の高いフィギュアが求められ、変形合体を重視したためにプロポーションを犠牲にした玩具は敬遠されたうえにアニメだけしか観ないファンにとっては劇中のイメージを壊すだけの玩具は不要などという、ロボット玩具販売促進アニメを理解していない輩があらわれたでござる。

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いくらアニメ自体の人気が高くてもアニメ製作に金を出している玩具スポンサーが儲からなければ商売にならないでござるな。

確かに、タカラはファンの望む商品を販売しなかったのは悪いという意見もあるでござるが、本当のファンであれば多少完成度が低くとも玩具を買って応援するべきなのでござるよ!

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そう! 「勇者シリーズ」を中止に追い込んだのは、玩具を買わないファンである事が最大の原因でござる!

昨今、玩具会社に縛られないロボットアニメを作りたいとして、ロボットアニメを企画したところで結局はDVDやBR売り上げと為に萌キャラに頼るロボットも出てくるアニメに成り下がっている事も現実でござる。

いやらしい話、アニメで商売しようとすると何らかの利益があがらなと製作すらできないのが事実でござる。

ゆえに、今更新作を作る場合でもないのに、パチンコメーカーがしゃしゃり出てくるのは場違いなのでござるよな!

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本品もTVアニメ終了後に販売された訳でござるが、「勇者シリーズ」人気の高さからタカラ以外のメーカーより劇中プロポーション重視の様々な商品が販売される事になるでござるな。

ファンの年齢層も上がった事により玩具離れも始まった事も確かでござるが、目の肥えたファンが更に完成度の高い商品を望むのも当たり前な現実でござる。

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本品の場合も玩具(G-01、DX超人合体 ガオガイガー、7200円)では再現できなかった必殺技ヘル&ヘブンのポーズを胸部パーツと両拳の交換で再現したり、デバイディングドライバーやゾンダーコアなどが付属するファン心を理解した商品といえるでござるが、如何しても企画時より設計された玩具版はTVアニメ本編の演出変更についていけないものは仕方が無いじじつでござる。 劇中再現が見事なのも後発メーカーの強みでござるな。

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ただ、本品の場合は日本の住宅事情を考えた全高約12センチの商品サイズは魅力なものの、PVC製ボディである為に、細部の歪みや塗装状態の個体差など欠陥があるでござる・・・

プラスチック製玩具と比べると一長一短が有る事は仕方が無いでござるな。

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まあ、パチンコ化を嘆いていてもしかたがないので、ファンとしては便乗効果でタカラトミーに完全新設計のガオガイガー販売してもらいたいのが本音だったりするでござるが・・・

残念ながらゲームソフト「スーパーロボット大戦」つながりで本年度の8月下旬にバンダイより超合金(スーパーロボット調合金、勇者王 ガオガイガー、5250円)として販売が予定されていたりするでござる・・・

人気ブランドを他メーカーに売り飛ばしてしまうのは商売下手だけじゃすまされないでござる。

タカラトミーもTVアニメにはイロイロとトラウマがあるのでござろうが、自社の知的財産を守るのも商売なのでござるよな・・・

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無事カエル

2011-05-08 00:54:35 | トランスフォーマー・カーロボット

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ごきげんようでござる!

本年殿ゴールデンウィークは自粛ムードが強く盛り上がりに欠けたかもしれないでござるが、自粛しすぎて自分の首を絞めかねないのも事実で、実際体力に余力のある御仁は休日中に遊んでもらう方が日本経済の建て直しにもなるでござるな。

拙者は遠征出来なかったでござるが、遠征した御仁は事故も無く帰ってこれたでござるかな? 幾ら遠征先で金を使おうとも、無事に帰れなければ元も子もないでござる!

今宵は2000年展開の「トランスフォーマー カーロボット」よりメカガエルに変形するデストロンガー湿原兵、グッシャー(D-004、グッシャー、980円)の紹介でござる。

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本品はメタルビーストに分類されるトランスフォーマーでござるが、商品自体は1999年に海外でトランスメタル2商品として販売されたプレダコンズ・水陸両用兵士、スピッター(日本未販売)の成型色変更商品でござる。

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さて、「トランスフォーマー カーロボット」は原点回帰を狙ってサイバトロン側商品は多くに新設計商品が投入されたでござるが、デストロンガーデストロンの精鋭部隊という事でギガトロン(D-001、ギガトロン、2980円)以外は過去に販売された商品の流用というセコイ部隊編成となったでござるが、メタルビーストなどは日本未販売商品の流用なので新鮮味はあったでござる。

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まあ、元もとの「トランスフォーマー」もミクロマンやダイアクロン商品の流用なので、これも原点回帰と言えるでござろう! (笑)

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さて、本品は毒々しい青色系カラーリングのメタルス・スピッターをマイルドな感じにしたとはいえ赤色でも十分毒々しいでござる・・・

グッシャーの名前の由来はわからないでござるが、愚か者の愚者か、カエルがグシャっと潰れるとか、ビックリハンドでグシャっと潰すなどの擬音でござろうな?

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商品ギミックはカエルの口内に武器(ベロビュート)が取り付け可能で、背中に隠し腕(ビックリハンド)が収納されているでござる。

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なお、商品サイズはレギュラーサイズでござるが、実物大のカエルの大きさなので雰囲気は好いでござる。

ただ・・・ カエルが苦手な人にはキツイかもしれないでござるが、ウシガエル並みのウルトラサイズで販売されていてもおかしくないでござるよ!

そう、何故か昆虫系ビースト商品は実物より巨大化して製作されている傾向にあるので、担当者と御国事情の嗜好が大きく関わってくるので、カエルが好きな国民性だったら大型化していたかもしれないでござる? (笑)

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ロボットモードの変形はボールジョイントを巧みに使い左右非対称の怪人らしいデザインに仕上がっているのが魅力でござる。

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しかも、メタルボディとカエルでは相性が悪い組み合わせでござるが、本品は独自のデザインで設計されたので悪役としては適役すぎるくらいピッタリなデザインでござる!

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なお、本品のスパーククリスタルはカエルの口内上顎に取り付けられており、武器は両腕に取り付け可能でござる。

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さて、グッシャーは地球のビールが好物で、詐欺師のような性格だそうでござる。

なお、アニメ本編では「ビーストウォーズⅡ」のダイバー(X-2、ダイバー、4500円)と同じく関西弁で喋るキャラのようでござる・・・

カエルつながりで関西弁なら良いのでござるが、詐欺師のイメージで関西弁にキャスティングしたのであれば完全に関西人を敵に回したようなものでござるな!

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無論、関東者からしてみれば関西人のイメージは悪いでござるが、偏見に満ちたキャスティングは簡便してもらいたいでござる!

本当の詐欺師であれば、胡散臭い関西弁よりも標準語の方を多用すると思うでござるよな? (笑)

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なお、能力値はパワー(8)、知力(6)、スピード(5)、耐久力(5)、階級(6)、勇気(6)、火力(5)、テクニック(6)、で設定されており、武器は敵の武器を絡めとるベロビュートと、戦艦の船底に穴を開ける事もできるビックリハンドでござる。

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まあ、ビックリハンドと言ってもスプリングが仕込まれているわけでもなく手動展開でござるな。

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商品はレギュラーサイズの軽量ボディなので片足立ちや可動範囲も広い商品なので、もっとタカは小型商品に力を入れた方が良いと思うでござるよな。

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そう、完全日本展開のトランスフォーマーの復活を望むのであれば、新設計商品だけでなく流用商品を上手に活かせば開発費や時間を短縮できるはずでござる。

流用商品を容認するのもファンの勤めでござるし、トランスフォーマーの歴史を考えれば商品流用で成功した例もあるでござる! ・・・まあ、失敗例もあるでござるが。 (笑)

ゆえに本品も十分現役商品として通用する設計でござるから、何度でも悪役として帰ってきて欲しい商品でござるよな。