日曜日、近所のショッピングモールにでかけた時、ペットボトルのキャップをリサイクルにだしてきた。リサイクルイベントがあったわけではなく、ペットボトル、牛乳パックなどと同じく、リサイクルボックスに入れてきただけだけど。
リサイクルボックスは箱状のもので、正面が透明で中が見える。投入口は直径が5センチくらい。キャップ以外のゴミを入れられないようになっている。入れる時も一つずつになり、結構時間がかかる。ポコポコポコ、ポコポコポコって感じで入れていく。
ボックスにキャップを入れていたら、何となく視線を感じた。振り向くと僕の斜め後ろのところに、3歳くらいの男の子が立っていた。上から落ちてくるキャップをじーっと見ていた。
面白いのかな?
そんなことを考えた。
「入れてみるかい?
そう尋ねたら、背を向けて、そばにいた母親のところへ走っていった。おそらく、見ている自分が見られていることなど気か付かなかったのだろう。驚いたと思う。知らない人に声をかけられたら、親のところに戻るように言われているのかもしれない。こうして経験値(データ)が増え、人間の知識、知恵が厚みを増していく。
凄いよ、人間って。