1月29日(金)、今春の選抜高校野球出場校が決定、発表になった。翌30日(土)、去年と同様コンビニでスポニチを購入、データを調べてみた。
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第93回大会、32校が選抜された。
内訳は公立10、私立22。開催中止の昨年の出場予定校(以下同じ)は公立7、私立25。
公立が31.25%である。
県立9、市立1。下線の4校は21世紀枠。
柴田(宮城) 上田西(長野)
県岐阜商(岐阜)、市立和歌山(和歌山)
大崎(長崎)、宮崎商(宮崎)
八戸西(青森)、三島南(静岡)
東播磨(兵庫) 具志川商(沖縄)
市立和歌山高校は和歌山県和歌山市が設置者。
学校名に専門学科名・総合を含む高校
3校。全て公立高校。昨年は5校。
県岐阜商(岐阜)、宮崎商(宮崎)
具志川商(沖縄)
私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
13校、昨年は10校。
運営法人が同一のものもあるが、そうでないものもある。
名前を見てすぐわかる(校名に含まれ、想像できる)例もあるが、埼玉県の野球ファンの感覚ではちょっとわからない大学もある。
北海高校と北海学園大との関連に気がついたのは4年前。今回初出場の聖カタリナ高校の設置法人は、大学も設置運営している。
北海●(北海道・北海学園大、北海商科大)
高崎健康福祉大高崎(群馬・高崎健康福祉大)
専大松戸(千葉・専修大)
東海大菅生(東京・東海大)
東海大相模(神奈川・東海大)
東海大甲府(山梨・東海大)
中京大中京(愛知・中京大)
神戸国際大付(兵庫・神戸国際大)
天理(奈良・天理大)
聖カタリナ学園●(愛媛・聖カタリナ大)
福岡大大濠(福岡・福岡大)
●埼玉県民の僕にとって、調べたから「そうなんだぁ」と思うレベルである。
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大阪桐蔭(大阪・大阪商業大)
明豊(大分・別府大)
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生徒数の多い学校
全校生徒数1000人以上は14校(昨春は16)である。13校が私立高校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×9クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
3000人以上 仙台育英(宮城,3394) 2000人以上 該当なし。 |
生徒数最大:仙台育英高校
1000人以上
13校(下線は公立高校)
大阪桐蔭(大阪,1877)、福岡大大濠(福岡,1860)
東海大相模(神奈川,1831)、常総学院(茨城,1797)
高崎健康福祉大高崎(群馬,1461)、中京大中京(愛知,1396)
東海大菅生(東京,1351)、北海(北海道,1279)
専大松戸(千葉,1270)、天理(奈良,1236)
鳥取城北(鳥取,1125)、県岐阜商(岐阜,1115)
聖カタリナ学園(愛媛,1032)
県岐阜商の正式名称は岐阜県立岐阜商業高等学校、岐阜市内にある。同市内に岐阜市立岐阜商業高等学校もあり、県立を指す場合、県岐阜商とするのが通例である。
生徒数の少ない学校
全校生徒数500人未満の学校が7校(昨春は4)である。40人×4クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
明豊(大分,489)、智弁学園(奈良,472)
柴田(宮城,442)、広島新庄(広島,399)
下関国際(山口,272)、京都国際(京都,132)
大崎(長崎,113)
生徒数最小:長崎県立大崎高等学校
尋常な小規模ぶりではない。どんな教育課程で、どんな学級編成なんだろう。ちょっと調べてみたい。
生徒数の平均値
平均値は1012人。中央値は823.5人。参加校数が偶数なので、中央値の学校は存在しない。宮崎商(宮崎,830)と東海大甲府(山梨,817)の間である。
なお、設置者別の生徒数の平均は、都道府県立665人、市立757人、私立が1165である。
男子生徒の中で、野球部の生徒が多い学校
野球部員の数を男子生徒数で割り、割合を算出した。女子部員(おそらくマネージャー)数は除外してある。
男子生徒の10%以上の学校は、全部で20校(昨春は17校)である。下線が公立高校。
京都国際(京都,57.14)、大崎(長崎,35.80)
宮崎商(宮崎,30.23)、広島新庄(広島,24.67)
明豊(大分,24.60)、聖カタリナ学園(愛媛,19.80)
下関国際(山口,19.62)、具志川商(沖縄,18.44)
市立和歌山(和歌山,16.06)、八戸西(青森,14.14)
敦賀気比(福井,14.09)、智弁学園(奈良,13.58)
柴田(宮城,13.15)、鳥取城北(鳥取,12.56)
明徳義塾(高知,12.55)、東海大甲府(山梨,12.50)
三島南(静岡,12.35)、上田西(長野,12.22)
中京大中京(愛知,11.66)、高崎健康福祉大高崎(群馬,10.76)
京都国際は生徒数132人、女子生徒数62人を引くと男子70人。野球部員40人。
野球部員数の平均値は50人。最大値は鳥取城北(鳥取)の73人、最小値は大崎(長崎)の29人。
今春の出場校には男子校はない。
全校生徒中女子率最大は聖カタリナ(愛媛)の80.43%、最小は神戸国際大付(兵庫)の6.71%である。男女人数差の小さいのは、北海(北海道)で男子642人、女子637人。男子がやや多めの50.2%である。八戸西(青森)は男子304人、女子332人で女子がやや多めの47.8%である。
男子生徒数が最も多いのは仙台育英(宮城)の1481人、女子生徒数が最も多いのも同校で1913人である。
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2020-02-03、「球春 令和2年選抜甲子園出場校調査」