「自殺者が11年連続して三万人を超える」、どこかおかしい
今朝の山陽新聞が、「昨年一年間の自殺者数は三万人を超え、ほぼ前年並み」、「警察庁の自殺者数統計は、1998年以来三万人を上回っており、11年連続となることが確実になった」と報じている。また、先の山陽新聞によると、「今年一月の自殺者数は2645人だった」そうだ。
今日の厳しい経済・雇用情勢の下では、自殺者が増大することは、容易に想像できる。私は自殺者が三万人もいる、この日本の国は異常と思うし、なんとかする必要があることを痛感する。
以前、交通事故の死者数が一万人を超えた時、政府は「交通戦争」と名付けて、交通事故の死者数の減に向けて様々な施策を展開し、今では交通事故の死者数は、07年では五千人台に減少している。
さて自殺者であるが、病気などを苦とした死の選択のケースも少なくないが、生活不安などが原因の場合も相当数あるものと思う。今こそ、「交通戦争」の教訓に学び、自殺者減に向けて「本格的な取り組み」が必要と痛切に思う。