讀賣新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100720-OYT1T00643.htm?from=top
インターネットの普及で,京都の通り名が存亡の危機にあるという記事。
私の事務所の所在場所も,「京都市上京区河原町通荒神口東入荒神町120番地」であるが,京都市上京区内には,別に「猪熊通出水下る荒神町」も存在するため,「河原町通荒神口東入」を省略すると,土地勘がさっぱり働かなくなってしまう。郵便番号が正確に記載されていれば,郵便物は到達するが,町名だけで人が到達することは至難の業なのである。
なお,記事では,「四条河原町」が例として挙げられているが,
・ 「河原町通四条上る○○町」は正しいが,「四条通河原町上る○○町」は正しくない。
・ 「四条通河原町東入○○町」は正しいが,「河原町通四条東入○○町」は正しくない。
のである。違いがわかるであろうか。
「上る」「下る」の場合は,南北の通が先で東西の通が後であり,「東入」「西入」の場合は,東西の通が先で南北の通が後となるのである。
この法からすれば,私の事務所の所在場所の表記は,「河原町通荒神口東入」は適切ではなく,本来は,「荒神口通河原町東入」が正しい。
しかしながら,今更改めるのも面倒であるのと,大きな通を先に挙げる方が,一般の方には解りやすい(通常は,河原町通を進んできて,荒神口通を東に向かう。)ので,なんとなくそのままになっている次第。
まあ,そういうわけで,長々とした地名で誠に恐縮ですが,郵便などをお送りいただく際には,通り名を省略せずにということで,よろしくお願いいたします。