安定成長の期待:2017年1-3月期GDP速報
今日、内閣府から2017年1-3月期のGDP速報が発表になりました。
マスコミは実質成長率対前期比0.5%、年率換算2.2%、個人消費、輸出が牽引といった報道をしています。
長らく低迷している個人消費ですが、今後も個人消費が多少でも回復の状況を見せれば、日本経済の安定成長路線への復帰も、その可能性が見えてくるということではないではないでしょうか。
いつも通り、マスコミの報道は昨年の10-12月と今年に入っての1-3月の比較の数字を中心としたものですが、ここではいつも見ていますように、対前年同期比、つまり1年前の2016年の1-3月期からの動きをベースに見てみましょう。
対前年同期比の実質成長率の推移を過去5四半期について見てみますと、
0.5% 0.9% 1.1% 1.7% 1.6% となっていて、2017年1-3月期は前年同期比1.6%の成長です。
同じ期間で家計最終所費支出(実質)を見ますと、
-0.3% 0.3% 0.2% 0.8% 0.9%となっていて、前四半期から伸び率が高くなっています。家計支出は、主婦感覚では名目値(店頭の価格)重視ですから名目支出を見ますと
-0.5% -0.2% -0.4% 0.7% 1.0% で前四半期から財布の紐が緩んでいます。
同じ期間で企業の設備投資(実質)を見ますと
-0.5% 2.0% 0.9% 3.3% 3.0% とこれも堅調です。
財政難の政府支出はマイナスですが、国内需要は着実に堅調となっています。
日本経済のムードも少し変わってきたのでしょうか。雇用者報酬のこの1-3月期の対前年伸びは名目値で0.8%、昨年平均の2パーセント強から大きく減っていますが、消費支出の方は1.0%の増加ですから、サラリーマン家庭でも、多少財布の紐を緩めたのかもしれません。
海外はまさに多事多端で、アメリカのトランプさん関係の困ったニュースで今日の日経平均は大幅下落ですが、日本経済自体としては、何とか安定成長への可能性が感じられるという所でしょうか。
国民全体が、先行きに自信を持ってくれば、日本経済はさらの好転するのではないでしょうか。期待を持って見守りたいと思います。
今日、内閣府から2017年1-3月期のGDP速報が発表になりました。
マスコミは実質成長率対前期比0.5%、年率換算2.2%、個人消費、輸出が牽引といった報道をしています。
長らく低迷している個人消費ですが、今後も個人消費が多少でも回復の状況を見せれば、日本経済の安定成長路線への復帰も、その可能性が見えてくるということではないではないでしょうか。
いつも通り、マスコミの報道は昨年の10-12月と今年に入っての1-3月の比較の数字を中心としたものですが、ここではいつも見ていますように、対前年同期比、つまり1年前の2016年の1-3月期からの動きをベースに見てみましょう。
対前年同期比の実質成長率の推移を過去5四半期について見てみますと、
0.5% 0.9% 1.1% 1.7% 1.6% となっていて、2017年1-3月期は前年同期比1.6%の成長です。
同じ期間で家計最終所費支出(実質)を見ますと、
-0.3% 0.3% 0.2% 0.8% 0.9%となっていて、前四半期から伸び率が高くなっています。家計支出は、主婦感覚では名目値(店頭の価格)重視ですから名目支出を見ますと
-0.5% -0.2% -0.4% 0.7% 1.0% で前四半期から財布の紐が緩んでいます。
同じ期間で企業の設備投資(実質)を見ますと
-0.5% 2.0% 0.9% 3.3% 3.0% とこれも堅調です。
財政難の政府支出はマイナスですが、国内需要は着実に堅調となっています。
日本経済のムードも少し変わってきたのでしょうか。雇用者報酬のこの1-3月期の対前年伸びは名目値で0.8%、昨年平均の2パーセント強から大きく減っていますが、消費支出の方は1.0%の増加ですから、サラリーマン家庭でも、多少財布の紐を緩めたのかもしれません。
海外はまさに多事多端で、アメリカのトランプさん関係の困ったニュースで今日の日経平均は大幅下落ですが、日本経済自体としては、何とか安定成長への可能性が感じられるという所でしょうか。
国民全体が、先行きに自信を持ってくれば、日本経済はさらの好転するのではないでしょうか。期待を持って見守りたいと思います。