tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

「こどもの日」は何をする日でしょう?

2017年05月05日 11時18分49秒 | 社会
「こどもの日」は何をする日でしょう?
 今日は「こどもの日」です、かつては端午の節句、男の子の成長を願い、成長を祝う日でした。3月3日の女の子のための桃の節句と一緒に纏めて、すべての子供のための「こどもの日」として、国民の祝日にしたのは大変結構なことです。

 人間も生物の中の一つの種ですから、種の保存の本能は、生きることの基本行動の中に入っていて、それに人間としての知能、知恵を加えて、「こどもの日」を創設し、その意義づけをするという事になるのではないでしょうか。

 少子化問題が深刻化している日本では、「こどもの日」の意義は、より大きいということになるのかもしれません。
 勿論、子供たちは、お祝をしてもらって、それを楽しんで、喜べばいいのですが、さて、大人は何を考え、何をすればいいのでしょうか。

 そんなわけで、それでは、改めて大人にとってですが、やはり昔からの慣わし通り、先ずは子供の成長を願い、成長を祝うということになるのでしょう。しかし、今では世の中がますます複雑になっていますので、もう少し何か考えなければならないような気もします。

 ということで、改めて考えてみれば、子供たちが健全に成長し、人間として生まれてきたことの意義を満喫できるような環境を整備したいと思うのが「親心」でしょう。
 
 いま、地球上には色々な問題があります。全地球的な問題としてはエネルギー利用と地球環境の問題があります。これには、CO2による地球温暖化の問題もあり、また、放射能汚染対応策では、原発のゴミを10万年先まで岩盤に穴を掘って埋めておくという知恵しかありません。どちらもまだまだ先が見えません。

 さらに、社会的・政治的な問題としては、国際、国内の紛争は絶えません。
 思い出してみれば、私自身、小学生までは、早く兵隊さんになってお国のために戦死することがいいことだと信じ、出来れば軍神になるような死に方をしたいなどと真面目に考えていました。

 そんな世の中を、子供たちがこれから、人生の素晴らしさ、その良さ、面白さを満喫できるような世の中に変えていくのは、親の役割でしょう。
 やっぱり「こどもの日」の本当の意味は、「子供たちが、より充実した人生を送れるような世の中の実現のために『親』が考え、行動しなければならないと改めて気づく日」ということになる様な気がします。

 鯉のぼりや兜や柏餅の経済的負担だけでなく、「こどもの日」は、親にとって、結構重い意味を持つ日ということになるようです。