tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日銀短観(2023年12月)企業好調、問題は今後

2023年12月13日 14時38分25秒 | 経営
ブログの枕は毎日「政治」です。今日は:
岸田派のキックバックは金額が少ない。(単に集金能力がないだけ)
政治家は悪いことだと思っていない。(みんなやってりゃ悪くない)
民間人と違った倫理観に洗脳されている人たちに真面な政治が出来るわけはない。

民間人は真面な感覚を持っているので、企業活動はまともに動いているというのが今回の日銀短観に現れているという事でしょうか、マスコミが指摘していますように、この所、連続3四半期改善です。

主要な原因はコロナの終息、欧米のインフレ気味の好景気、円安で輸出もインバウンドも好調という所でしょうか。勿論日本企業の懸命な努力あってのことです。

さて、「日銀短観」ですが、製造業だけでなく、非製造業も好調な部門が目立ちます。
一寸数字を見てみますと、

「現在」とありますが、調査の時点は11月が中心という事になるでしょう。
因みに企業の回答では2023年の平均円レートは132円になっています。

先行きはいつも厳しく見ることが多いので、その辺は斟酌が必要ですが、上の表では、製造業、非製造業ともに、しかも、大企業、中堅企業、中小企業のいずれを見ても、それぞれに好転、好調を維持し、中の何業種かは、絶好調と言えそうな所もあるようです。



製造業大企業の「現在」で、DIの高いのは、業務用機械と自動車の28、鉄鋼の23、窯業土石の21、汎用機械の21、食料品17などです。

非製造業大企業でDIの高いのは、宿泊・飲食サービスの51、不動産の47、情報サ-ビスの43、卸売りの34、小売り・物品賃貸・対個人サービスの28などです。

今回の業況回復は非製造業が先行し、DIの高さが目立ちますが、コロナの終息、インバウンドの盛況、消費者物価の上昇に関連するところが多いようです。

こうした状況についての背景にある、売り上げや収益の計画について見ますと、2023年度下期にかけても、製造業は比較的強気の計画になっている一方、非製造業は下期は伸び率の鈍化、あるいはマイナス転換の予想もあって、明暗が分かれているようです。

毎回見ています整備投資については、設備拡張型にはあまり動きがなく、ソフトウエア投資についてはコンスタントな投資継続の様子が見られるという所です。

国際情勢も先行き不透明、国内政治も、この先どうなるかは見当がつかいという状況もあってでしょうか、企業は些か慎重になっているようにも見えます。

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