東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

いつでも初心を忘れずに

2021年12月23日 19時30分00秒 | 通常練習

クリスマスが刻一刻と近づいて寒さが身に染みる季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。新2年470クルーの山本航平です。

初めてにして今年最後のブログなので、練習報告をざっとした後、自己満足的ですが今年の総括を真面目に綴ってみようと思います。

 

まず、12/18の練習について、この日は年内最後の正規練習だったので、午前に紅白戦を行った後、午後は艇庫とミーティングルームの大掃除、代替わり後の総括のミーティングを行いました。紅白戦は4レース行われ、僕は高原さんのクルーとして3レースに出て1位と2位と3位だったのでとても気持ちがよかった反面、技術面でまだまだ課題が山積している上、タクティクスやスタート前にやることなどレース特有の知識が圧倒的に抜けていることを実感しました。オフに復習します。

 

次に今年の反省について。AirPods狙いで冷やかし程度に試乗会へ行き、勢いで入部し、なんとなくトラピーズがかっこいいと思ったから470クルーになることを選んだ僕ですが、代替わり前まではあまりヨットに乗る機会が与えられず、不満が溜まっていました。不満は溜まり始めるとキリがないもので、「470ミーティング長過ギィぃ!!」とか頻繁に思っていたし、淡青に乗るためだけに遥々葉山まで行くのが嫌になり、駅から合宿所までダラダラ歩き無断遅刻してしまったこともありました。忍耐が欠落してますよね。。言葉には含意がつきもので、今年のスローガンの「好み好まれる」という言葉の裏側にも不穏な香りが漂いますが、まさに僕や僕のような腑抜けた1年生がその不穏分子の一端であったのだと思います。このように僕は代替わり前は「早く470に乗せてくれ」というマインドでした。そんな中向かった蒲郡で、一斉に出艇するヨットを見て、「いち早くこの舞台に立ってみたい」と微かに、しかし鮮明に思ったことは記憶に残っています。しかし、いざ代が替わってヨットに乗る機会が急増すると、事情が360度変わってしまいました。というのも「乗れなくて辛い」状況から、「乗れて嬉しい」状況を通り越して「乗るのが辛い」ところまで振り切ってしまったのです。同期の中では陸シミを頑張ったつもりでもタックが陸のようにうまくいくことは無く、高天さんには「タックってやり方知ってるよね?」と聞かれる始末。体力作りを怠ったせいもあり一日ヨットに乗るだけで体力が尽きる。また、半トラのコンディションでは「アンヒール入れないで」と何度も注意され、頭では分かっていてもそれが治らないなど、自分の中のこうでありたいというイメージとの乖離に何度も情けない思いをしました。また、強風の日が多かったのもあり、ジブを切れなかったりジャイブで切り上がってしまったりととにかく沈祭りで寒すぎて辛いし、動作がぎこちないせいで足にアザが出来まくったり左肩の脱臼が再発しかけるなどと散々でした。また、470のスピードは今までのホッパーのそれとは比べられないほど速く、一度自主練習で最大15m/s入った時は思わず命の危険さえ感じてしまいました。このように代替わりしてからの1ヶ月程の練習中は辛いことや不甲斐ないことが多く、海上で死んだ顔をしていることで有名でしたが、辛いときや不甲斐ない思いをしたときに、常に思い出すように心掛けていたことがあります。それは、自分は一カ月前までヨットに乗れないことをとても不満に思っていたということ、そして、全日本のあの場で「いち早くこの舞台に立ってみたい」と直感したことです。今、乗艇機会がこんなに与えられているのは、ひとえに先輩方が自分たちの上達より後輩の育成を優先して下さっているからであり、そのことへの感謝の気持ちは忘れてはなりません。また、自分が1選手としてあの場に立つ未来への一歩目を今歩みだしたのだと思えば、この練習などなど屁みたいなものであり、今感じている不甲斐なさや辛さを自分の弱さとして受け止めてさらなる練習に励まなければならないのです。そして、一月前と比べて格段に東大ヨット部の部員としてのアイデンティティを内面化した今、いち早く上達して戦力として頭数に入れられるようになることが、部にとってもプラスになるのだと信じて、そして上手くなっていけば楽しいし楽しければもっと上手くなれるのだと信じて、練習に励んで参ります。代替わり前、ヨットに乗れることは決して当たり前なことではなかったこと、その中で自分は東大ヨット部員たる自覚がなかったこと、連れて行かれた蒲郡でこの舞台に立ちたいと少なからず思ったこと、今、授業をサボったり寒過ぎて参加したくない気持ちを抑えたりと多少無理をしながらも自主練習に積極的に参加するほどにやる気を持っていること。これらの気持ちは全部忘れてはいけないものである筈で、今後度あるごとに自分の行動原理として心の中で参照しようと思います。そして、数カ月後には後輩が出来る筈であり、自分たちが部に不満を抱いていたことや部員の一員たる意識に欠けていたことを反省しつつ、同じような情けない思いをさせないべく少しでも新一年生を思いやる気持ちを持ち、主体的に「好み好まれる」チームを目指していきたいと思います。

 

普段ふざけ散らかしてる僕がこんなに長くて真面目な文章を書いちゃいましたが、ご清読ありがとうございました。オフ期間を含む来年は、上に挙げたような「初心」を常に忘れずに、腐った根性を叩き直しつつ、地に足をつけて精進し続けようと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。そして、最後になりましたが、この前引退した旧4年生を含む先輩方、同期のみんな、日頃からヨット部を応援・支援してくださっているご家族の皆様、LBの皆様、その他ヨット部関係者の皆様に今年一年の感謝を申し上げます。はっぴいにゅーいやー!


Don't feel, THINK!!

2021年12月23日 02時19分24秒 | リレーブログ

お世話になっております、新4年スナイプスキッパーの青木大吾です。

僕たち新4年の代が発足してから一ヶ月が経ちました。早いです。

赤旗や無風もありましたが、概して風に恵まれた一ヶ月でした。

その甲斐もあってか段々と皆、風に煽られ波に揉まれ、次の学年の風格がでてきた気がしています。

 

新2年も新3年も格好良くなったけれど、何より同期が格好良い。

調が全体ミーティングで話す姿、大根田や工藤がそれぞれのチームをまとめている姿、古山やくれは、藤田や高原が後輩と一緒に乗っている姿、菜々子さんがマネを仕切っている姿、どれもサマになっていて、本当に4年生になるんだな…と感じています。

 

しかし、先日練習に来てくださったLBの阿部様は、「大吾が新4年生ってまじ?」と驚いていました。

否めないです。

どうして新4年生っぽくないのか、の答えは恐らく、頭を使ってこなかったからです。

 

本当に頭を使ってヨットに乗っていると実感できるようになったのも最近になってのことで、

今でも「皆のように海上で頭を使えていない…」と感じることが多いです。

(このブログを書くのにも滅茶苦茶時間がかかっていて、やっぱり頭が回っていないなぁ、と今落ち込んでいます。)

 

同期は皆、部のことや後輩のことをたくさん考えられているのに自分は考えられていない。

もう、そう考えるだけでしんどくて何も考えたくなくなります。

 

すごく陰鬱で情けない話です。「ラストイヤーに向けて!」というハツラツとしたテーマで出発したつもりが、、、

 

少し前向きに軌道修正します。

 

実は自分が考えるのが苦手だということに気付けたのは、ヨット部に入ったおかげなのです。

もし入っていなかったら、その考えに至ることすら無く大学生活を終えていたと思います。

だから、今は生まれて22年間錆びついたままでいた頭の歯車を、えっさほいさと汗をかきながら回しているところです。

 

なんだか情けない話ですが、来年の秋の引退の時にはチームのこと・部全体のことのことを考えられているようになっているように、その余裕を持てるように、地道に頭を捻っていきたいと思います。まずはレギュラーになれるように。

 

尊敬できる同期やしっかりした後輩にも恵まれています。本当に皆すごい人ばかりです。皆に頼りつつ、貰った分だけ与えられる、そんなラストイヤーにしたいです。取って付けたようですが、その先に結果がついてくるのだと思います。頑張ります。

 

考えろ自分!

 

新4年 青木大吾


最初の誓い。

2021年12月21日 23時20分00秒 | リレーブログ

 「4年になったら良いチームにする。」クルーザー班に入った最初の夜に同期2人へ寝床で誓いました。


 良いチーム。自分にとって“良い”チームとは勝てるチームであること、そして風通しがいいチームであることです。


 今年の全日本選手権で勝てるチームへの希望が見えました。ずっと遠かった、全日本選手権5位の目標まであと一歩でした。上位艇と最後まで競えました。トップフィニッシュの興奮、緊張、僅差で負けた悔しさ。あの感情は勝てるチームでなければありえませんでした。今年も勝てるチームとなるために、去年の良かった点を受け継ぎ、さらに自分たちの代で磨きをかけていきます。 


 また風通しの良いチームであること。昨年は後輩が先輩に生意気なほど意見をしました。自分は先輩ほど包容力はないけれど、後輩が不満を溜めない、なんでも言い合えるチームにしたいと思います。後輩・先輩問わず議論し高め合うようになれば最高のチームになると思います。


 ただ昨年は先輩に頼ってばかりでした。困った時は側にいる先輩に相談すれば大丈夫でした。しかし最高学年となり、この重みを痛感します。決断しなければなりません。


 最近踊る大捜査線の映画を一からファイナルまで見直して、室井さんのカッコよさにハッとさせられました。映画でハッとさせられている自分などまだまだボロボロですが、最高学年の重みを痛感しながら、“良いチームにするべく尽力していきたいと思います。

 

           クルーザー班新四年

                萩原和眞


稲野さんとは結婚できない

2021年12月20日 23時27分00秒 | リレーブログ

お久しぶりです。新4年470スキッパーの藤田郁です。前回書いたブログが4791の進水式のご報告だったので、およそ半年ぶりになります。
ともたかさん、結局ハーゲンダッツ奢ってくれましたよ。二言のない、やる時はやる男です。

 


さて。ラストイヤーにかける想い、ですが。

 

 


ラストイヤー。何をしようか。何ができるか。どこまで行けるか。

 

 

今までの中のどの1年間とも、期間は一緒だけれど、遥かに重い1年です。それは、1年後の結果(レースの結果に限らず、チームの成長としての結果も、自分の人間的成長の結果も)は、塗り替えが効かないから。これまでは「次」に繋げられたけど、これからの1年に「次」はありません。

 


だからこそ、なんとしても悔いのない1年にしたい。

 

 

いろんな大学の人の引退ブログや、中高の引退した先輩たちからのお手紙を、よく読み返します。
そこに綴られる無念・心残りを見るたびに、自分はこんな後悔をしたくない、するまい、と思います。

 

それでもやっぱり冬の自主練は寒さを考えるだけで参加スタンプを押す指が迷うし、就活と部活のどちらを優先させようか迷うし、ピカピカの艇にピカピカのセールを張るだけで気後れする気分になるし。

 


楽な方に逃げていきやすい性格だということくらい、自分自身が一番よくわかっています。

ここで逃げないでいることに、次の、そして最後の1年の真価が問われるような気がします。

 


楽な方に逃れたくなった時は、毎回、琵琶湖で引退する最後の日を、思い浮かべて。その日に、悔し涙を流すのでもなく、自分達の実力はこんなもんだったんだ、と諦めるのでもなく。

 

「このチームで、ここまで来れたんだ」と、誇らしい気持ちで終わりたい。

そのために、努力を惜しまない人間であり続けます。

 

終わりが決まっていて、そこに向かってみんなが同じ方を向いて、突っ走っていく。そんな、部活にいられるのは、泣いても笑っても今年が人生最後です。後悔のないように、練習を重ねてゆきます。

 


日頃ご支援・ご指導してくださるLBの皆様、コーチの方々、家族、友人たちへ。いつも、ありがとうございます。もう1年、お世話になります。応援のほど、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

最後に。4年生の皆さんへ。ブログを書く機会に恵まれず、時期外れの内容になってしまいますが、許してください。


入学直後からスマートに新勧してくれた中野さんも、試乗会でヨットに乗せてくれた古関さんも、小網代でプリ撮ったともたかさんも。

最初の1年生八景練、怖オーラと気遣いのギャップに目眩がした古橋さんも。女子部屋を散らかすたびに怒ってくれたあみさんも。1年半の休部を経て、戻ってきてくれた足立さんも。

あの話を海でした日から配艇NG疑惑の出てた廣瀬さんも、朝何度も一緒に文庫ウォークした長岡さんも、大荒れの日にマッチした落合さんも。何十回と一緒に帰ったしゅうさんも。ペアとして、たくさんの景色を共有した、ちかさんも。

みんな、たくさんヨットを教えてくれました。そして、何より、後輩想いに、居心地のいい場所を作ってくれました。本当に、ありがとうございました。ヨット楽しくないなぁって思った時期もあったけど、先輩たちの作ってくれた居場所のおかげで、もう少し頑張ろうと思えたし、そこで踏ん張れたおかげで、今、ヨットを好きになれました。


みんなが好きになれるチームを目指して。


今年は、私がみんなにとって居心地の良い場所を作ります。

 

東京大学運動会ヨット部新4年
藤田郁


妥協なき旅

2021年12月18日 00時08分27秒 | リレーブログ

お世話になっております。

 

新4年スナイプスキッパーの古山と申します。

 

昨年は正直自分のことに精一杯でした。

 

責任とか自覚とかあんまり意識しないようにして、ある程度自由にやって上手くなって結果を残して、それがチームに貢献することに繋がればいい、と考えておりました。

 

のびのびやる方が、自分にはあっていると考えたわけです。

 

でも、伸び悩んだし、結果も残せませんでした。

 

秋イン後に、下重さんに、レースメンバーとしてチームを引っ張っていくことの責任と自覚が足りていないから、ヨットに厳しく取り組めていないのだと、喝を入れていただきました。

 

 

やはり責任と自覚というものを背負ってやっていく方が、それが良いプレッシャーになって、僕のお尻をたたいてくれるのかもしれません。ペチーん。

 

だから今年はそのプレッシャーを自分にかけながらヨットに取り組んでいきたいと思っております。

最上級生となって、責任と自覚を持たざるを得ない状況になっているのですが。

 

全日本インカレの宿で長岡さんと一つのオフトゥンで寝た時に、この話をしたら、じゃあ、責任と自覚を持つということは具体的にどう行動することなのか、と言われて、寝たフリをしてしまいました。

 

確かに具体的なところまで落とし込めていませんでした。

ですが、この一年で、示していきたいと思います。

ご賞味あれックス・ロドリゲス。

 

 

ヨットの上ではですね、自分の弱さを自覚して、クルーにもっと頼るというところですかね。

ほんの少しヨットに慣れてきて、自分でなんでもやろうとしてしまう。結果それぞれの質が落ちてしまう。

だからクルーと役割分担をする、そしてそのためにはクルーとのコミュニケーションが大事だし、クルーに躊躇いなく要求していくことも大事です。去年はそこができていませんでした。

それは、下級生クルーと乗る時も同じです。

それで、みんな長岡さんのような頼もしいクルーになってくれれば、なお素晴らしいですな。

 

あとは技術の停滞。この時はこうすればいい、という風になんとなく自分の中で定着してしまっている。

ほんとにそれが、ベストなのか。常に疑って、更新していく姿勢。大事。

 

今年のテーマは「妥協しない」です。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 


Be a catalyst

2021年12月17日 00時26分00秒 | リレーブログ

突然寒くなりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

僕は、毎日蜜柑を10個ほど食べていたら、手と足が橙色になってきました。人に会うたびに「手、めっちゃ黄色いな!」と言われるので、「蜜柑好きの綺麗な手やで!」と言い張っております。

 

食生活について語っていたら、自己紹介が遅れました。本年度、470チームリーダー兼主務を務めます、新4年470クルーの工藤光生です。

 

全日本インカレを振り返ってのブログをついこの間書いたように感じるのですが、早いもので新体制となって1ヶ月が過ぎてしまいました。

目の前のタスクをこなしていたら一瞬で1ヶ月が過ぎてしまって、ブログを書いていた当時に思い描いていたことの半分も達成できていません。

今はオフの間に片づけてしまおうと意気込んでいます。

 

今日は「ラストイヤーにかける思い」ということで、本年度の個人そしてチームのビジョンについて語ろうと思います。

 

これまでのブログにもありましたが今年度のスローガンは、

 

「好み好まれる」

 

となりました。

 

このスローガンを掲げてからというもの、もし達成できたらなんと素晴らしいチームだろうと、これこそが1年間目指すべき理想像だと感じています。

 

 

「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、ヨットを好きになることで上達への道も自ずと見えてくるものです。

 

個々人がチームを好きになることで、1つの目標に向かって一丸となって邁進していけるはずです。

 

みんなが一丸となっているチームはLBの方々や保護者、大学の内外を問わず関係者の皆様から好まれるのではないでしょうか。

 

 

チームリーダーとしての仕事は、メンバーがヨットを好きに、そしてチームが好きになれるように導いていく事だと思っています。

 

今までは、正直自分が上手くなることしか考えずにやってきたので、この1ヶ月はみんなどうやったら好きになってくれるだろうと、模索しつづけていました。

でも、その多くは無用に気遣いだったり、逆に厳し過ぎたりで空回りしていることがほとんどだった気がします。

きっと、この答えは1年間かかっても見つからないのかもしれません。

 

 

でも先日、前470リーダーの古橋さんから、

「みんな結局好きになってくれるからそんな気にしなくて大丈夫だよ」

って言われました。

 

 

そっかぁ、と思ったけれど、そんなものなのかもしれません。

 

というわけで簡単に考えることにして、3つの軸を決めました。

 

1つ目は、1人1人に真摯に向き合っていくこと。

当たり前です。でも難しい。

褒めたり感謝したりも大切ですが、アドバイスや課題を伝えていくってことも大事ですね。

 

2つ目は、全員に頼っていくこと。

自分1人よりみんなでやったほうが良いに決まっています。

それに、当事者意識も持ってくれます。

 

3つ目は、みんなの憧れになること。

リーダーがかっこよかったら、続けたくなりますよね。

自分もいつかあんな風にって思ってもらいたいです。

 

 

急に軽いブログになってしまいましたが、この3つを軸に1年間やっていきたいと思っております。

 

そして僕が触媒となって、

 

ヨットが好きで、お互いが好きで、周りからも好かれるチーム

 

が必ずや作りあげてみせます。

 

そんなチームなら、

 

全日本入賞

 

という目標も達成できるはずです。

 

本来なら目標についても語りたかったのですが、長くなってしまうのでまたの機会にします。

 

まとまりのないブログになってしまいましたが、「ラストイヤーにかける思い」が伝わっていたら幸いです。

 

 

最後に、日頃からヨット部を応援、支援してくださるご家族の皆様、LBの皆様、その他ヨット部関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

 

1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

470チームリーダー兼主務 工藤光生


蚊はまだいる

2021年12月16日 21時05分22秒 | 通常練習

お世話になっております。

新2年マネージャーの高田凛々子です。

 

数日前の突然暖かくなった日、足を蚊に刺されました。考えてみれば蚊って寒くなってもどこかでひっそりと生きているんだなと思いました。そして、虫刺されの薬を探している時、そういえば蚊に刺されたら驚く季節になっていたんだなと気づきました。時が経つのは早いものです。

以前は近所でピタッとしたウェットスーツを見かけるたびに、不思議な格好だと感じていましたが、今やこんなにかっこいい格好があるものかなと思えるようになりました。何なら渋谷にいくときも着て欲しいです。

それに、今まではただの近所の景色でしかなかった海岸道路を通るたびに、今日の海の風はいいなと、ヨット部目線で見るようになりました。

また、テレビのグルメ番組を観るたびに、おっ!この料理はお腹にたまるしスタミナもつきそうだしバランスもいいな、みんなに食べさせなくてはという目線で見るようになりました。

この一年はヨットのこと、マネージャーのなんたるかを覚えるのに必死な一年でしたが気づけばもうクリスマスの時期。もう、そうそう蚊も出てはこまい。

そしてあと何ヶ月かもすれば2年生になるわけで、つまり来年4月頃には後輩ができてうまく先輩風を吹かせなければならなくなるわけです。もう、覚えるというステージから、きちんと周りのことを考えて行動し、チームのためにいかに役立つかということを念頭に置かねばならくなるわけなのです。

そうしたいという気持ちだけはあるということを皆さんにわかっていただけたらと願う毎日です。

ただ、言うがやすし行うはがたし。と昔の人はうまいことを言ったものです。

拙い文章ですが、読んでくださってありがとうございました。

高田凛々子


スタート地点

2021年12月15日 22時18分43秒 | 通常練習

いつもお世話になっております。

新3年スナイプスキッパーの西尾拓大です。

 

今週の練習報告(part 2)をさせて頂きます。

土曜日は年内最後の八景レースが開催され、上級生と下級生でペアを組んで参加しました。(成績は最後にまとめています。) 日曜日は、強風予報にも関わらず朝から無風が続き、昼過ぎに風が見え始めたと思ったら一気に吹き上がり、赤旗となって早めの帰着をしました。

 

ここでは、八景レースの振り返りをしたいと思います。

僕はQちゃんと参戦し、珍しく同期ペアでの出場でした。

 

代替わり後の初のレースであり、これまでの練習の成果とこれからの課題を見つけるのにとても良い機会となりました。スナイプの目標順位である2位以内を達成できたことは良かったですが、やはり振り返るべきは結果よりも中身です。

 

僕たちスナイプチームは次の秋インに向けて技術面のロードマップを考えました。

みんな覚えていますか?もう忘れたって言うと、きっと大根田さんが泣いちゃいます笑

 

そう、年内の目標は「そつなく動作をこなす」でした。他艇に対して動作で引けを取らない。動作で相手にまだ勝てなくても良いけど、動作で相手に負けたということはないようにしよう。そう決めて練習をしてきたはずです。

 

嬉しいことにおそらくどの艇もある程度この目標を達成できたように思います。

今大会では無風〜微風で、より一層丁寧な動作が求められました。

以前までの僕はジャイブ後にガイを飛ばしてしまうなど日常茶飯事でしたが、今回はそのようなミスはなく走ることができたのは良かったです。図に乗って、無駄にタック・ジャイブが多めになってしまったのはもったいなかったですが…

 

といっても、ようやくスタート地点に立ったようなレベルだと思います。これをどう磨き上げられるか?で勝敗が分かれてくると感じています。

次の冬合宿の目標は「動作で差をつける」です。今のレベルを2段階も、3段階もあげて、タック/ジャイブをする度、他艇に対して一歩、二歩前にいけるようになりたいです。

あのタックがピカイチだったから、このレースで勝てたと思える、そういう精度の高さを追求したいです。

 

これからも徹底した基礎練習が続くと思います。練習メニューは多少の違いはあったとしても、どの大学でもやりそうなものばかりです。でも、おんなじ練習だったとしてもいかにレベルアップできるかは、個人個人、そしてチームの意識で変わるように思います。動作練習では一度決めた型をただなんとなく繰り返しがちにどうしてもなってしまいます。そんな時こそ、今の動作以上のものはないのか?もっと失速を減らせたのではないか?もっと効率の良い動きはないのか?を問いかけ続け、ペアで最高の動作を見つけていきたいと思います。

 

最後に八景レースを開催して下さった運営の方々、ありがとうございました。

 

また今合宿では、LBの古関さん、下重さんにお越しいただき、ご指導して下さりました。

多方面で練習を支えてくださるLBの皆様に感謝申し上げます。

 

今後ともよろしくお願いします。

 

西尾拓大

 

八景レースの結果

<470>

佐藤 工藤 3-8 4位

澤田/成相 丸山 DNF-7 9位

高原 今泉 DNF-11 12位

調 阿比留 DNF-BFD 17位

藤田/吉田 田中/山本 DNF-BFD 17位

安藤(聡)/安藤(和真) 加藤/松尾 DNF-DNF 17位

<スナイプ>

西尾 柳澤 1-2 1位

千田 山村 2-8 4位

青木 小俣 8-14 7位

古山 神田 DNF-15 16位

大野(達也) 大野(一帆) DNF-19 20位

中静/今川 古関 DNF-DNF 24位

 

先週僕は体調を崩してしまいましたが、みなさんはどうかお体を大事にして下さい…


自分の使命

2021年12月15日 20時38分00秒 | リレーブログ

ご無沙汰しております。新スナイプリーダー兼副将を務めさせていただきます、新4年スナイプクルーの大根田智也です。

 

まずはじめにこの場を借りて、日頃我々の活動を支援してくださっているLBの皆様をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げたいです。私達が安全に充実した部活動をし、ヨット部現役生活ラストイヤーを迎えられているのは皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 

早いものでスナイプチームは代替わりから2ヶ月が経過しました。私たちは全日本インカレ総合入賞をするべく、スナイプチームとしては全日本インカレ入賞を掲げ、新チームはスタートしました。

 

私は昨年度、新3年の大野とともにインカレに出場させていただきました。結果は関東11位敗退。まさに、完敗でした。自艇としてももっと前を走ることのできる自信があっただけにこの事実を受け入れることはとても辛かった。

秋イン決勝2日目を終えた段階で、全日本インカレへの出場は叶わないものとなりました。全日本の場でシングルという目標への挑戦権すら手に入れることができなかった。あの日のミーティングで、涙を流した長岡さんと古関さんをみて本当に悔しかった。自分が東大スナイプを引っ張るという自信と期待を背負ってインカレに臨んでいたのに彼らを自分が泣かせてしまった。自分を育ててくれた先輩に恩返しができなかった。あの日自分が怪我をしなかったら、あの場面でジャイブ しなければ、、、たらればが脳内を巡りました。そう思うと自分も涙が止まらなくなりました。あれほどの悔しさは一生忘れることはないでしょう。

 

2年連続で関東11位。この事実はチームリーダーとしてしっかり受け止めないといけません。昨年度はおそらく10回やっても1回も全日本には行くことはできなかったような気がします。このままではいけない。実力はもちろんのことチーム作りの根本から見直さないといけない。

 

今年1年間の自分の使命は東大スナイプが全日本で輝くチームにするための土台を作ることだと考えています。この2ヶ月間、多くの人に相談し、チームのことを考え続けてきました。このスタートダッシュは何としても失敗できない。正解の分からないことを考えるというのは本当に難しい。今も自分のしていることが正しいのかと自問自答する日々が続いています。

きっとこれをあと約1年続けていくことになるのでしょう。この重圧はきっと自分1人では対処できません。同期、後輩、先輩方どうか今後も悩み相談し続けると思いますが、どうかこの1年間よろしくお願いします。

 

思えば、自分が1年の秋、ヨット部のことをよく理解していないまま秋インカレを突破し、全日本インカレに連れて行ってもらいました。あの経験が自分にとっての転機でした。同じ国立大学の京都大学の優勝を目の当たりにし、本気でヨットで結果を残したいと思い始めました。全日本インカレに連れて行ってくださった多賀谷さんには感謝してもしきれません。そして、阿部さん、戸沢さん、永田さん、大善さん、吉武さんは強い東大と勝つことの難しさを教えてくれました。他大からも注目を浴び、チーム内外からも多くの期待をされるほどの実力を持っていたけれども、それでも勝つことができないという重い現実を突きつけられた。並大抵の努力では勝てないということ、インカレの難しさが自分の心に刻まれました。そして、1年生の時は遅くまで陸シュミに付き合ってくださり、昨年度は個性的で厄介なメンバーしかいないスナイプチームをまとめてくれた古関さん、1年間自分にとってのライバルであり、目標であり続けてくれた長岡さん、彼ら無くして自分の成長はなかったと思います。特に長岡さんに個選後に言われた「まだ、お前には負けないな」という一言が僕を強くしてくれたと感じています。結果は残せなかったけれども、本気で彼を越そうと努力した去年を無駄にはしません。

本当にこうした先輩方なくして今の自分はいないと思っています。先輩方に恩返しをするために、同期と笑って引退するために、そして後輩たちに夢を与えるためにも、「好み、好まれる」チームを作って必ず琵琶湖の地で賞状を持って帰りたいと感じています。

 

思っていることをつらつらと書いていたらまとまりのない文章になってしまいましたが、ヨット部ラストイヤーを全力で走り抜けたいと思います。

みなさまご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

 

スナイプリーダー兼副将 大根田智也


今年の正月は久しぶりに正月になりそうです

2021年12月15日 15時25分00秒 | 通常練習

お世話になっております。新二年470スキッパーの成相です。

12/11-12の練習報告をさせていただきます。11日は八景レースが行われ、12日は通常練習を行いました。

まず、八景レースについて。

今回のレースが自分にとって、初めてのヨットレースでした。丸山さんと一緒に2レース目をやりました。1レース目で同期の澤田が良い順位でゴールしたのをみていい刺激をもらいつつ、緊張を隠すべく冷静な面持ちになるように努めました(内心かなり焦りと緊張感がありましたが)。風は微風で初めてのレースにしては周りを見るなどの余裕があるような風でした。このレースの前に同期で会議をした際に文字をつけず、no case no troubleで終えるということを多くの同期が目標にしており、これを達成できたのはよかったことだと思います。しかし、自分にとっては全体的によかったという感想よりも課題が浮き彫りになったレースでした。丸山さんが良いコースを引いてくれていたのにも関わらず、順位をキープできずかなり順位を落としてしまったのは自分の落ち度だと思います。課題点として明確になったのは、ロールタック後の角度の悪さ、上・下回航の締め具合、微風のランニングの精度、ロールジャイブの角度やロールのかけ具合です。特に、下マークでの回航の際にマークを締められず3〜4艇ほどに内側をとられ抜かされたのは悔やまれる光景でした。

そして、12日の練習について。

自分は午後に先日卒部された下重さんと乗らせていただき、さまざまなことを教えていただきました。下重さん、ありがとうございました。午後の前半は前日の八景レースと同じような微風のコンディションでありましたが、前述した課題点を克服できませんでした。後半になると、急激な南西の風が入り、赤旗があがったため、ジブ帆走を途中までしつつ最後は曳航して帰着しました。

月並みな表現になってしまいますが、先輩方が指導してくださっているおかげで徐々にですが日々成長できていると思います。本当にありがとうございます。特に、制御不能になったジェットコースターなみに危険極まりない船に乗って優しく指導してくれているクルーの先輩方には頭が上がりません。自分だったらこんな危ない船に乗りたくないと感じてしまうかもしれません。いち早く安定した操作ができるように努力しますので、今後もよろしくお願いします。

 

成相悠喬