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なんともひどい話だと思いませんか…

2011-08-05 | 暮らし・社会

なんともひどい話です。  このような中間搾取ができないような仕組みをきちんと作るべきですね

下請け原発作業員に“中間搾取” 日当、10万円が8千円に

 福島第1原発で働く作業員の労働条件について話し合う日弁連シンポジウムが4日、東京都内であり、調査した弁護士が「東電が作業員に払った日当10万円が何層もの下請け会社の介在で手数料が引かれ、作業員が受け取るときには8千円になった例があった」と報告した。

 6月に調査した渡辺弁護士によると、下請けの地元業者が「日当は1人約10万円が出ている」と証言。この業者の場合、15%の手数料を取り、作業員の手取りは最終的に1万~1万数千円になり、若い人は8千円になることも。

 いわき市の市議は「多くの労働者が中間搾取されている」と話し、待遇改善を訴えた。

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外国手話の場合も 通訳は ほとんどいないでしょう…

2011-08-05 | 手話

  日本では通訳が確保できずに裁判が始まらないと載っている… 

 ことし三月にアラビア海を航行中の商船三井のタンカーが海賊に襲われた事件で、東京地検が海賊対処法違反(運航支配未遂)罪で自称ソマリア人四人を起訴してから三カ月が過ぎても、公判前整理手続きが始まらない。裁判所がソマリ語の通訳人を確保できないためだ。二〇〇九年七月の同法施行以来、国内初の“海賊裁判”は、船出から高波に見舞われている。 (横井武昭)

 マハムッド・ウルグス・アデッセイ被告ら二十代の男三人が四月一日に起訴された。未成年と認められた少年一人は五月二日に起訴され、全員が裁判員裁判で審理されることになった。

 ところが、東京地裁に登録されている四千人超の法廷通訳人にソマリ語ができる人はいない。

 地裁は当初、三月の取り調べ段階で捜査当局が依頼していた通訳人に打診しようとしたが、弁護側は「取り調べに同席して得た知識があり先入観や予断で中立性が保てない」と反対した。

 関係者によると、この通訳人は東日本大震災で一時日本を離れた。他に候補者はいるものの、法律用語が飛び交う法廷で通訳ができるレベルかどうかは不明で、めどは立っていないという。

 このため五月に指定されていた成人三人の第一回公判前整理手続きは取り消しに。少年の整理手続きの期日も決まっていない。

 地裁関係者からは「裁判開始が遅れると、勾留が長引き、被告の人権上も問題だ」と懸念する声もあがる。司法通訳に詳しい大阪大の津田守教授は「裁判所が『希少言語では捜査側で通訳をした人でも法廷で選任できる』と弁護側に説明を尽くすなど、法曹三者であらゆる工夫をすべきだ」としている。

<タンカー襲撃事件と海賊対処法> 3月5日午後10時15分(日本時間)ごろ、アラビア海で商船三井が運航するバハマ船籍のタンカー「グアナバラ号」が襲撃された。近くにいた米海軍が海賊4人を拘束し、身柄は日本に移された。海賊対処法違反の運航支配未遂罪の罰則は無期または5年以上の懲役と規定されており、裁判員裁判で審理される。

<法廷通訳人> 外国人が被告になったり、証言をする場合、法廷で通訳や翻訳をする。資格試験はなく、各地裁が募り、面接や研修を経て最高裁の「通訳人候補者名簿」に掲載される。各裁判所は報酬を払って事件ごとに名簿から選任する。最高裁によると、昨年4月1日現在の名簿登載者数は全国で58言語、4076人。

 

お隣の国・韓国でも大分困っていたようです。東亞日報の日本語記事に次のようなのが載っていました。

社会
ソマリア海賊裁判、「通訳5人」と過去最多 海外の目意識し手錠ははめず  MAY 28, 2011 03:12

「今回の裁判のハイライトは、陪審員の評決です。集中して真剣に評議して下さい」

 「三湖(サムホ)ジュエリー号を乗っ取ったソマリア海賊に対する判決を控えた27日午後3時、裁判長の釜山(プサン)地方裁判所刑事合意5部の金鎮錫(キム・ジンソク)部長判事は、国民参加裁判の陪審員に、「韓国だけでなく外国でも関心が高いので、公平・公正を期して下さい」と述べた。

 今回の裁判は、国内司法史上初めての海賊裁判なので、裁判所も緊張した。海賊は、08年に導入された国民参加裁判を受ける初の外国人だ。海賊5人のうち、アブドラ・フセイン・マハムド被告人(21)は国民参加裁判を拒否し、一般裁判を受ける。共犯が別の形態で裁判を受けるのも異例だ。

 検察と海賊、弁護人は、激しい法理攻防を繰り広げたが、陪審員には丁寧だった。陪審員の評決は法的拘束力はないが、裁判所が評決とかけ離れた判決を下すことは現実的に難しいためだ。

 今回の裁判は、08年の国民参加裁判導入後、陪審員が予備3人を含め12人と最多だった。通訳の数も単一裁判としては最も多かった。国内にはソマリア語を駆使できる人がいないため、「韓国語―英語―ソマリア語」を順次通訳するほかなかった。このため、英語の通訳3人とソマリア語の通訳2人の計5人が、裁判に参加した。円滑な裁判進行のために同時通訳を行ったので、被告人はヘッドホンを使用した。また、世界的な注目を考慮して、凶悪事件の被告人とは違って、手錠は使わなかった。海賊1人に国選弁護人2人が配置され、弁論に臨んだ。検察が証拠として提示した訊問調書と関連書類が約4000ページにのぼるなど、資料も膨大だった。しかし、傍聴席(86席)が満席になった初日とは違って、同日は空席が多かった。外国の取材陣もいなかった。裁判が5日間行われ、関心が相対的に減ったとみえる。

 ソク船長に銃を乱射して殺害しようとした容疑を受けているハンマド・アライ被告人の弁護人は、「今回の事件の最大の被害者であるソク船長は、被告人に対して『彼らも人だ』と述べ、法が許容する範囲で最大限善処を願っている」と明らかにし、最終弁論を終えた。年齢が最も若いアウル・ブララ被告人(18)の弁護人は、「大変貧しく、高校を中退した被告人は、韓国にいたなら大学入試を準備する青年だっただろう。未成年であることを考慮してほしい」と訴えた。

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一枚のハガキ が 上映されます ぜひ字幕を

2011-08-05 | 映画

   6日から 八丁座で 先行上映が始まります。が、私は是非この映画の劇場上映に日本語字幕をつけていただきたいと思います。

『一枚のハガキ』 

創作ノート 一枚のハガキ
新 藤  兼 人
岩 波 書 店

内容  今日はお祭りですがあなたがいらっしゃらないので何の風情もありません」安造は妻・友子から届いたハガキを戦友・啓太に託し、上官が引いたクジで戦地に赴く途中で戦死する。復員した啓太は四年後に友子を訪問するが、出会ったのは、戦争で解体された出征家族の姿だった―。百人のうち六人だけが生き残った兵役体験をもとに、怒りを込めて書かれたシナリオと、映画化の過程で描かれた情熱的な絵コンテが、読者の想像力を刺激する。

 

著者略歴  新藤 兼人  シナリオライター、映画監督。1912年広島県生まれ。1950年吉村公三郎、殿山泰司らと近代映画協会設立。2002年文化勲章受章

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