広島映画サークル協議会の定例会・アルゼンチン映画『ルイサ』が県立美術館であったので、雨の中一人で観に行ってきました。
ブエノスアイレスで猫のティノと暮らすルイーサ。
夫と娘を失ったつらい過去をひきずりながらも、
仕事を2つ掛け持ちして規則正しい生活を送っている。
人付き合いも人ごみも大嫌い。
ある朝、ティノが死に、同じ日に仕事を2つとも解雇される。
手元に残ったのは、わずか20ペソ(約500円)!
途方にくれながらも、初めて降りた地下鉄の駅でヒントを得て、
ティノの埋葬費を稼ぐため、ついに行動を開始する。
なぜ夫と娘を失ったのかは ストーリーの中では何も出ていません。でも1976年と刻まれた墓標は 二人があの軍事クーデターと大虐殺で殺されたのだと語っています。映画の始まりと終わりが二人が眠る墓地のシーンです。
ルイーサを演じているレオノール・マンリは私と同じ1948年の生まれ。
ラストシーンがいいです。「あなたたちはあちら、私はこちら・・・・・」
出発です。
これが一番だったなあ…
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