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原発なくても 電気は足りてるんやなあ

2012-08-13 | まいにち

毎日新聞の社説です。

いろんなエネルギーを工夫して大切に使いたいですね。

この夏我が家はノンエアコンで…

 

社説:木質バイオマス 森林再生にも生かそう

毎日新聞 2012年08月13日 02時31分

 再生可能エネルギーは不安定な電源だと言われるが、安定した出力が期待できるものもある。木材や家畜排せつ物など動植物由来のバイオマスだ。中でも潜在量が多いのが森林由来の木質バイオマスで、山に放置されたままの間伐材など林地残材だけで年間約2000万立方メートルも発生する。日本は国土の約7割を森林が占める森林大国だ。天候によって出力が変動する太陽光や風力発電と木質バイオマスの活用を上手に組み合わせ、荒廃した森林の再生や地域経済の活性化につなげたい。

 福島県会津若松市で先月、木質バイオマスを燃料に使う発電所が稼働を始めた。グリーン発電会津(本社・同市)の河東発電所だ。出力約5000キロワットで、一般家庭約1万世帯分の使用電力に相当する。燃料用に年間約6万トンの木質チップが必要だが、発電所周辺50キロ圏内から、未利用だった間伐材などを集めて賄う。

 間伐材が山に放置されてきたのは、搬出してもコスト的に見合わなかったからだ。その結果、手入れの行き届かない森林も増えている。

 同発電所では、再生エネの固定価格買い取り制度(FIT)の適用により、木質チップ代として年間4億〜5億円を林業事業者に還元できるという。運転員12人も、地元雇用した。費用が山の整備に回れば、植林や育林も活性化する。優良材まで燃料用にしたり、過剰伐採を招いてはならないが、森林資源の循環を促す試みとして期待したい。

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