支援 Vol.2 | |
クリエーター情報なし | |
生活書院 |
『支援』2号を買いました,と思ったら,研修会では出版社が2割引きで販売していて…,なんだか損した気分です。
特集は 「当事者」はどこにいる? です。
いまや 「当事者」は,ブームの感があります。
「マイノリティとしての当事者」の文脈では,社会的に負荷を負わされた人びとのニーズを何よりも優先する必要があり,当事者と支援者は区別される。「支援者もまた当事者である」ということは,そこでは,当事者が固有に被る社会的差別を過小評価する危険性を持ってしまう。
だが,逆に「関与者としての当事者」はそうではない。そこでは逆に,みずからを「当事者ではない」と位置付けることは,労働や人間関係の問題を「一部の,社会性のない,怠惰な人」の問題に閉じ込め,「社会性を身につけさせ,矯正して社会に送り出すこと」が支援だと規定することになってしまうのだ。
考えさせられる 雑誌ではあります。