もう、30年以上前かなあ、大阪か京都 あるいは神戸やったか 確か関西の自治体で生活保護のワーカーたちが一緒に勉強しようとやってたことがありました。
今は広島市もやってますけど、なんだかだんどりが難しうて…。
学習支援:生活保護世帯の追跡調査へ…埼玉県
毎日新聞 2012年08月07日 15時01分
埼玉県は、県の学習支援を受けた生活保護受給世帯の中学生が高校進学後も通学を続けられているか、追跡調査に乗り出す。勉強についていけない子が大人になって生活保護を受ける「貧困の連鎖」が指摘される中、高校中退を減らすのが狙いだ。県によると、こうした調査は前例がなく、厚生労働省との共同実施も検討している。
厚労省や文部科学省の調査では、全国の生活保護受給世帯の高校進学率(11年3月卒)は89.5%で、受給していない世帯の98.2%に比べ8.7ポイント低い。家庭環境が不安定で学習習慣が身につかないと、高校に進んでも中退し、就職が難しくなる傾向がある。
悪循環を断ち切ろうと、埼玉県は10年度、受給世帯の中学生に大学生のボランティアが無償で勉強を教える学習教室を開始。今年度は7月末現在、17カ所で399人が学ぶ。10、11年度は計742人(うち中学3年生は465人)が参加し、452人が高校に進学。10年度の参加者の進学率は97.5%に高まり、受給していない世帯とほぼ肩を並べた。
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(ニューズウィーク から)
フランスではあり得ない生活保護バッシング
- 今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月18日号掲載〕
人気お笑い芸人の河本準一は生まれる国を間違えたのだろうか。河本は5月、自分は高い収入がありながら母親が生活保護を受給していたことを日本じゅうの人々の前で謝罪した。
フランスなら河本は模範市民と見なされたはずだ。勲章の1つももらえたかもしれない。フランスの基準からすれば、河本親子は当然のことをした。母親は失業して国に助けを求めた。息子は一生懸命働いて高い所得税を払っているのだから、政府の歳入の足しにさえなっている。息子がいくら成功していても、母親はできる限り政府の寛大さに甘えるべきだ──フランス人ならそう考える。
フランス人は困ったときに国からお金をもらうことを恥と思わない。日本人より高い税金を払っているから、経済的に困っている人間の面倒を見てもらうだけの金は政府に「支払い済み」だと考える。生活に困っている親を子供が経済的に援助する法的義務はあるが、親は子供の経済状態に関係なく生活保護を申請する。
実は親が生活保護を申請するのは、決して子供に頼らず、自分の好きなように生活するためだ。フランス人にとっては、国から金をもらうより子供から金をもらうほうが恥ずかしい。一方で子供は、親のすねをかじらない自立した人間に育てる。もちろん親子の絆はとても強いが、国の責任はきちんと果たしてもらう。
もらえるものはもらわなきゃ、というのがフランス流。フランスなら、河本の母親は息子が成功していても堂々と生活保護をもらえるだろう。生活保護を受ける人の割合はフランスでは総人口の5・7%と日本(1・6%)の3倍以上だ。
多くのフランス人は政府に助けてもらって当然と考えていて、そのためなら詐欺まがいの手も使う。しかもフランスの公務員は民間より労働時間が少なく失業の不安もない。生活保護を申請する側にしてみれば、あの恵まれ過ぎた連中から金を取り返してやれ、ということになる。
■「詐欺」がばれてもおとがめなし
もちろん、フランスの制度には欠点もある。ある知人は父子家庭のふりをして「一人親」手当を受け取っているが、子供たちの母親とは今も同居している。バリ島のビーチで羽を伸ばしながら、パリでの仕事を探しているふりをしてフランスの生活保護を受け取っている知人もいる(求職活動をしているかどうかは電話で確認されるだけだ)。フランスの生活保護をもらってアルゼンチンのブエノスアイレスで優雅に暮らす女性も知っている。彼らはフランス政府から受け取る金(もちろん税金は払わずに)で十分暮らしていける。ばれる心配はまずなく、ばれても普通はおとがめなしだ。
要するに無責任と詐欺を野放しにする制度で、フランスの公的債務が膨れ上がる一因になっている。しかし日本の制度のほうがマシだと言えるだろうか。「日本はフランスより税収が少ないのに政府支出は同じくらいだった」と日本で働いたことのあるフランス人銀行家が驚いていた。日本の政府債務残高の対GDP比率はフランスの2倍を超える。
河本親子は住民税も消費税もフランス人ほど払っていない分、政府の金を当てにできないという理屈は分かる。それでもフランス人ならあそこまでたたかない。レイプ疑惑が浮上したドミニク・ストロスカーン前IMF専務理事でさえ、カメラの前で謝罪させられはしなかった。5年後か10年後には再出発のチャンスが巡ってくるだろう。一方、日本のメディアは毎週のように新たな「河本」を探し出しては失脚させている。政治家、コメディアン、歌手、相撲取り......。
河本はフランス語を勉強し、パリでコメディアンとして再出発するべきだ。失敗しても失業保険や生活保護を受け取ればいい。フランスの福祉制度は日本よりずっと寛大だ。
もう、ひとりにさせない | |
奥田知志 | |
いのちのことば社 |
さてさて、昨日買った BIG ISSUE 197号 開くとすぐに「私の分岐点」今月号は ヤマハジュビロ監督の清宮克幸さんです。
こんなことを言っておられます
中学生のころ 「ある時、大乱闘があって僕一人警察のお世話になりました。見せしめ的意味もあったんでしょう、凍てつく真冬の夜、警察署に泊まることになったんです。翌朝、両親とサッカー部の顧問がやってきて『なんて馬鹿なことをしたんだ!』と散々責められた。担任の先生も来ていたんですが、彼女は叱ることは一切せず、「寒かったでしょう」と一言だけ言ったんです。若くてきれいな先生なのに、その時は化粧もせず、目の下にひどいくまを作っていました。その姿を見て『ああ、こういうことやってちゃいけないんだ』って心底思ったんです。以来、学ランとかツッパリからは完全に卒業しました…。」
ぐっと効く 一言ってあるんですよね。
新・矢富笑店 Vol.1:清宮克幸監督