1939年ナチスのポーランド侵略から始まった第2次世界大戦のなか イギリスでは1942年ドイツ軍の侵攻に怯える中で戦時チャーチル内閣の委によって出されてきたベヴァリッジ・レポートは5巨悪のへのナショナルミニマムとして「揺りかごから墓場まで」が打ち出され 無知は無償教育で、疾病は無償医療で、失業は完全雇用で、劣悪な居住環境は公共住宅で、そして貧困には社会保障(単一の国民保険による現金給付)で解決していこうとされた。
また、フランスでは1944年左右の対ドイツレジスタンス協定によるラロック・レポート「幸せな日々のために」で ・労働は関税雇用制、雇用基準は正規労働者・全国一律最低賃金。 ・社会保障による所得の再分配 ・公共サービスとしての住宅・教育・医療・社会福祉・交通… 大きな政府・累進課税を財源として国民的レベルでの所得の再分配 この中で右派は社会主義ソビエトに対抗するため 左派は社会保障=貧困の根絶はすべての社会運動の土台と位置づけていた。