ⅩⅩⅢ「約束無しの」
若いと言われるときは
未来になど思慮が及ぶこともない
それは、未熟というのではなく
ただ若いが故にだ
物事に始終が有って
生物としてのイノチは
せいぜい百年足らずなのだと知って
初めて、約束無しの
明日という時間の概念を知る
個人の感慨によって認知度は区区で
時にはそれを拒否する輩も居るには居るが
ヒトは其処から本当に
明日と、その先へ足跡を刻むことになる
意識して・・、思索して・・、それから
抱きしめて愛して
*
「箴言に」
今日は休め!と
もう一人の僕が耳元で囁くので
箴言に従容と頷いて
書きたい手を休めようと思う
どんなに長い文章にも、句読点が要るように
波乱万丈の物語にも
必ず段落の隙間が必要なように
精密機械にこそmaintenanceが必須のように
其々のイノチにも
束の間や余裕や遊びの安らぎがいる・・と
何処からか
Moralistが口説く声がする
円周率のように
其れについての完全無欠の解答など
有り様もないが
僕は一度その助言を“渡りに船”にして
便乗してみる事にする
恐らくは予後の準備に
瑞々しい己の継続の為に・・
12/02 05:58:05 万甫