降って来るもの

写真と散文とぽえむ

聴心記.ⅩⅩⅥ

2017-12-05 22:25:15 | 聴心記

                     ⅩⅩⅥ「やり残しが」

 

きっとbokuが担っているであろう任務を

その為であるが故に

此の世に生かされているのだろう仕事を

その誓約書に書き込まれた箇条書きのどれ程を

実践してきたのだろう、一体・・

ふと、そんな風に振り返ってみる事がある

 

指示書に何が書かれていて

どれが優先で、どれが一大事で

何が必須でetc

其処に詳細な記述を読み取れなくて、検証のしようもないけど

確かに命令書は存在して

bokuの負荷は滞りなく減少しているのか?と

ときどき思案させられる

 

ボクは確かに呼吸をし、彼是と詮索しながら

間違いなく此処に居る事を思えば

その軽重や順列を問わず、きっと

まだやり残しが有って

それゆえ、生かされている!と

 

茫洋として悪戯にtokiを過ごせば

それを探索中にも

召し上げられるイノチかも知れないのに・・

*12/05 22:47

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聴心記.ⅩⅩⅤ

2017-12-05 06:34:03 | 聴心記

                  ⅩⅩⅤ「answerのように」

 

僕が「アナタへ」を書いたanswerのように

ANATAが「アナタへ」を書いた

其々のココロ切手を貼って中空を郵送され

居所に届いた書簡

きっと一生に数度しかないそのheart契りの郵便物を

僕は捺印して確かに受け取る

 

若しかしたら

唯の偶然かも知れないけれど

思い上がりや妄想の類かも知れないけれど

行きずりに触れ合った

 幽かな袖の音かも知れないけれど

その共通項さえ一つの縁には違いない

 

HITOには稀に

そんな出会いが有ってイノチを育む

                      「約束のイノチ」

 

約束なんて

結局は有って無いようなもんですよね

だって誰も明日のイノチの保障も無いのですから

要するに空蝉みたいなもんですから、僕ら

中身が如何かさえ定かでないような・・

 

書き物が記述されてたら

僕は大過なく暮らしていると

意味不明の言葉が羅列されてたら

ああ、あの人は健在だと

日付と時刻が印字されてたら

それが僕の「約束のイノチの」だと・・

                      「虚無の誘惑に」

 

ヒトのイノチが定め無きものならば

 そうして確かにその通りだが

その定め無きinochiが交わす約束事に

どれ程の拘束力と価値が宿っていると・・

 それは約束の為の約束で

明日には一方的に破棄されるかも知れぬし

叶う寸前で水泡に帰すかも知れぬ

 己の全魂を注いで契りを結んだとて

否応なしの絶縁も有る

ただ茫洋のTOKIの間に間を漂う身に

せめて縁(よすが)を!探し求めて

 健在な意識は、さに有らばこそ

常に彷徨い

虚無の誘惑に容易く門戸を開いてしまうのだ

 

有りの儘での生滅は難しい

せめて来し方の有り様を書き残し

 若しや

後ろに連なる幾許の道標足り得ないかと・・

12/05 06:32

 

 

 

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