降って来るもの

写真と散文とぽえむ

聴心記.ⅩLⅢ

2017-12-19 14:22:38 | 聴心記

                  XLⅢ「淡々と」

 

潤滑油が膝の周囲にゆき渡るまで

-想いが心を穏やかに潤すまで

ゆっくりと動くのがいいのだ

-柔らかに思索するのがいい

速足で行かないと身に付かないと

助言をくれる人もいるけど

 体現するのは自分だから

掛け替えのない己の心と身体だから

軋んだり痛んだり歪んだり挫いたりしそうに為ったら

静かに佇んで

暫く成り行きを見守るのがいいのだ

 

歩くのも書くのも

その時に必要な分だけ

 淡々と熟してゆけばいいのだ

                   「三界に亘って」

 

書き物がどんどん積み上がって

もしかしたら

ちょっとした小山になるかも知れないけれど

その懐も、稜線も、麓だって、頂だって

僕のイノチの大方が沈殿し、堆積して

今もそれが鍾乳石のように成長を続けているので

僕はその山の何処に、何時どんな風に

ココロやカラダの塒を求めても

 永遠に変わらず温かいのだ

 

僕が注いできた心血で

僕の山は

僕のイノチと同じように生き

 三界に亘って呼吸している

                  「あらゆるMessiahに」

 

何かの階(きざはし)に足をかけた感触が

僕の何処かで察知できれば

 僕は何時でも

其処から無を辿ってゆく旅人になれる

 そうして

其処から何某かの有を紡ぎ出すのだ

勤勉な織工のように

 そうして

それは又それ以上ない

トキの間に間でもある

 そうして

そのように巡り会える

触感と感性を授けられたことを

 有りとあるMessiahに感謝したいと・・

*12/19 15:00 万甫

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聴心記.ⅩLⅡ

2017-12-19 07:00:07 | 聴心記

                 XLⅡ「一個のぽえむを」

 

卯の上刻を回ったら

僕は急いで支度して

僕の宇宙へ回向するのだ

 その時間が来たら

 僕は急いで起き出して

 僕のcosmosを遊泳する

その胚胎が目覚めを促したら

僕は直ちに隷属して

僕のまにまに抱擁される

 一過の胸騒ぎが

 覚醒を呼び覚ましたら

 僕は迷わず旅人になるのだ

天道のように

僕を貫く一光に導かれて

誰も知らないmagic-worldに行く

 心身を研ぎ澄ませば

 頭上や眼下を悠々と行き交う

 我がポエムのcloudよ

その空間でしか叶わぬ邂逅の

僕の詩片を拾い集めて

僕は一個のpoemを手にする

                   「一想や一行が」

 

ココロに何も波頭が立たない時は

トキの間に間を穏やかに揺蕩うのがいい

胸の音叉が唯の一音も奏でない時は

その静けさの熟成を待てばいい

夜明けのディープブルーが

 漆黒の緒を長々と曳いている間は

sapphire-blueのイメージに温もるのがいい

今日書きたいことが来なければ

ひたすら器を磨いて

 明日に兆しを望めばいいのだ

待てることで研ぎ澄まされる

一想や一行がある

ひたすらに佇むことで

真実の濃い影を生むこともある

 イノチの煌きを失わなければ

闇は必ず晴れる

必然のように・・

                    「tomorrowのmelodyは」

 

今日の続きに

必ず明日があるなどと思うな

何人にも間違いなく

閉ざされる明日はやって来る

 

tomorrowのメロディーは儚く掻き消え

ニヒリストの文言に紆余曲折する

余白や余裕など

余り残されてはいないのだ僕らに

何時でも

 

僕等の今を追いかけるように

いつでも後ろに

requiemは流れている

                    「アナタ方と」

 

日常的な関わりが

全く生じることの無いヒトと

取り立てて何の利害も関連性も持たない

何の擦れ違いも起こさない

 少なからずのヒトと

僕は昔馴染みの友人のように

時折は初恋の人と同じ眩しさを感じながら

 偶に愛おしくて

時々胸を痛めて五感を躍動させ

さまざまに五情を綾取りしながら

たったひとっ処で繋がった「アナタ方」と

 その奇蹟を胸に深々と抱きながら

道連れのイノチの日々を生きる

*12/19 07:00:07 万甫

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