挽歌.Ⅳ-中空のanataが-
中空のアナタが僕を眠らせない
中空のアナタが僕を目覚めさせる
anataは其処に居て
確かに其処に居て
僕には鮮明に見えているのに
anataは其処に居て
鋭い眼光で
僕の全てを視野にしているのに
それは
ほんとうのアナタじゃなくて
けれど
我が胸で脈打つアナタに違いなくて
ほんとうの貴方が
僕には解らなくなりそうで・・
半世紀寄り添ったあなたに
半世紀変わらぬあなたに
本当も嘘もなくて
目蓋のanataも
僕のcosmosのアナタも
掠めたり過ったりのあなたも
きっと
間違いなく貴方で
僕は若しかしたら
激甚な一つの衝撃で
百相のアナタの存在を
僕のanataにできたのかも知れぬ・・
-ひとつの死は
-ひとつの終わりと始まりを告げる
-梵鐘の音
或いは
-ひとつの死は
-ひとつの始まりと終わりを明示する
-signalの色
05/10 05:50:05 万甫