僕の時間は
喉の入り口に執拗に巣食って
其処から
不愉快を発生し続けた痛覚が消えた
SIが亡くなるという衝撃から
五日五晩の間に
僕は無我夢中で挽歌五編と一通の手紙と
惜別のsiを何篇も書いた
可笑しいぐらいに溢れる想いのまま
己がcosmosに籠って
SIに宛てて
僕はそれらの文章を弔辞にした
四六時中往来する
天恵のSIとの
思い出の潤沢なスクランブルに
今は一人佇んで・・
あれから
あの衝撃波の後から
僕に僕の時間は
流れなかったのだ
恐らくは終生追悼の
果てない階kizahasiを一段上って
僕はようよう
僕のTimeに復帰する
一週間も十日も
その苛立ちで僕を孤立させていた痛みが
気付けば今日
キレイに消え去っていた
動かないtokiが
痛みさえ拭い去ったのか?
どれ程の空間を
僕は移動したのだろう・・
05/12 21:25 万甫