囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

忘れまい、第5福竜丸!

2014-11-02 21:16:14 | 憲法9条、大好き!
第41回赤旗まつりに地域のみなさんとさんと一緒に参加しました。所沢を8時過ぎに立ち、10時過ぎに会場の江東区夢の島公園に着きました。人、人、人の大混雑の会場でした。

中央会場の最後方にシートを敷き、地域のみなさんと懇談しながら舞台を見ました。

昼食後、自由行動と言うことになりました。私は、地域の人が出品しているアート館を見たり、囲碁・将棋コーナーを見たりして、改めて東京都立の第5福竜丸展示館に入りました。



展示館は、1954年3月1日ビキニ環礁でのアメリカ水爆実験により被災したマグロ漁船「第五福竜丸」の船体の保存と資料の展示を行っています。 年々、来館する人が少なくなっているようですが、赤旗まつりの期間中は沢山の人が入館しているようです。
原爆も水爆も、原発ももう止めてもらいたと思う人が沢山いるからでしょう。

その福竜丸展示館の横に、福竜丸に乗船していた久保山愛吉さんの記念碑があることを初めて知りました。



静岡県焼津(やいづ)のマグロ漁船第五福竜丸無線長の久保山さんは、1954年3月1日に南太平洋ビキニ環礁付近で操業中の同船で,アメリカの水爆実験の「死の灰」をあびました。半年後被爆による黄疸(おうだん)が悪化して9月23日死去しました。享年40歳でした。その死を契機に原水爆禁止運動が高まりました。記念碑には、久保山さんの辞世の言葉が刻まれていました。

原水爆の犠牲者は,わたしを最後にしてほしい

その近くには、マグロ塚もありました。



1954年の水爆実験で、放射能マグロ騒ぎが起こり、築地魚市場はもちろん日本中がパニックになりました。457トンものたくさんのマグロが地中や海に捨てられ、魚屋さんや、お寿司さん魚河岸も、お手上げになりました。その教訓を忘れないようにしたいとの思いから、捨てられたマグロへの供養と感謝の思いをよせて作りたいのがまぐろ塚だそうです。大石又七さんの呼びかけにもとづき、築地の中央市場への建設の要請と署名及び10円募金活動が起こりました。署名 2万2千名、募金 約300万円が集まりました。小・中学校の生徒からの支援も多くありました。
 築地の中央市場を管理する東京都からは市場の移転や改修計画を理由にプレートの設置のみが許可され、2000年の1月8日に中央市場の正門にプレートを設置することができました。又、本来ならば築地に置くべき『塚』は暫定的ながら第五福竜丸展示館前に設置する事になりましたが、いずれこの塚は、築地の市場に設置されるべきものと思います。

 赤旗まつりで何回も夢の島公園に来ていますが、記念碑やマグロ塚の事は初めて知り、勉強不足を反省しました。
 
 水爆・原爆・原発、その被害は同じです。風評被害も全く同じです。そんなことを改めて勉強した今日の赤旗まつりでした。

コメント
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