囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

何が争点? ある青年との会話

2014-11-18 21:13:02 | 囲碁きちのつぶやき
18日夜、私の孫のような年齢の青年とテレビを見ながら話し合う機会がありました。
テレビは、安倍晋三首相が、首相官邸で記者会見し、来年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを2017年4月に1年半先送りすることと、衆院を21日に解散し衆院選を断行すると表明した と報じていました。そして、首相は消費増税の先送りについて国民に信を問う意向で、衆院選は「12月2日公示−同14日投開票」の日程で行われる見通しだとも報じていました。



このテレビをみて、その青年が「この忙しい時期に選挙なんかして迷惑だ。その上、何が争点なのかもわからない」とボヤいていました。さらに、「小泉さんの時は、良い悪いは別にして、争点がはっきりしていて分かりやすかった」とも言いました。

その青年の意見が一般的なのかどうかわかりません。
その青年は大学を卒業後、今の会社に就職して2年余になりますが、今もって正社員になれないようです。そこで、良い悪いは別にして、わかりやすく話しました。

「自民党は消費税を上げて貧しい庶民から税金を搾り取り、その反面、法人税はどんどん引下げ、大企業、大株主優遇の政策をしてきて所詮は資本家のための政治をする政党だ。自民党、公明党、民主党は、消費税値上げで3党合意をしているので、やはり真に貧乏人のために働く政党ではない。第三極をめざしたもろもろの政党は、結局は国会議員自身が生き残るために右往左往している。今の政党で、額に汗して働く者のために動いているのは共産党だけだと思う」

その青年は、私の意見に素直にうなずきはしませんでした。でも、自身がいつまでも契約社員で正社員になれないことんどを考えると、非正規の人たちのために共産党が頑張っていることは理解しました。
 
私が恐れているのは、12月選挙で自民党が勝てば安倍政権は、白紙委任状を得たように、今まで以上に好き勝手のことを始めると思います。

集団的自衛権、特定秘密保護法、原発再稼働、辺野古への米軍基地建設などなど、そして行きつく先は、憲法改悪に本気で着手するでしょう。そこまで、その青年に話せなかったことを自分自身もどかしく思いました。
コメント
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