今日は連れ合いがかかっている病院が主催した「市民公開講座」の勉強会に行きました。
「息切れと仲良く暮らそう」と言うテーマで複十字病院の吉田先生と千住先生がお話してくれました。ふたりの先生には、連れ合いの呼吸器リハビリテーションを担当してもらっています。
最初に「COPDという名の生活習習慣病」というテーマで吉田先生はお話してくれました。連れ合いは間質性肺炎という難病で、現在の医学では治癒することがないようです。こうした呼吸器関係の病気のことを体系的にお話してくれました。
次に、「息切れと仲良く暮らそう」と言うテーマで千住先生がお話してくれました。
「以前は、呼吸器疾患になり、息切れがすると、安静に、安静に と動かないようにする考えもありました。薬が日々開発されていますが、薬での治療と相まって大切なのが呼吸器のリハビリテーションです」と具体的な例も挙げながら話してくれました。
「自己排痰法を身につけ、口すぼめ呼吸法を行えば、息切れと上手に付き合うことができます。その結果、日常生活での行動範囲も広がります。一日、3回の自己排痰、掃除洗濯などの家事の仕事、そして趣味などの社会的な行動にも積極的に取り組みましょう」と話されました。
病気のことを思うと、とかく引っ込みがちになりますが、そんな生活を克服する手立てを教わった素敵な公開講座でした。
複十字病院は呼吸器リハの考えを初めて取り入れたところだそうです。その伝統を受け継いでいる吉田、千住の両先生に診てもらっている連れ合いはとても幸運だと思いました。