私が毎朝、楽しみにしていた東京新聞の「平和の俳句」が間もなく終わってしまうようです。とても、私には作句の能はありませんが、とても残念です。
今日の東京新聞の朝刊に作家瀬戸内寂聴さんの平和の俳句が載っていました。
瀬戸内さんは現在の日本の状況が「昭和17、18年ごろの、軍靴が暮らすぐそこまで迫った時と似た感覚」とのべ、平和の俳句の高齢者の問う投句は「みなさん、これが最後と思って作ったはず」と述べています。それ程、戦争を知っている世代に方が少なくなってきています。
寂聴さんは、排除の論理を嘆く一方で
反戦の怒涛のうねり梅開く
とも詠んでいます。
反戦の怒涛のうねりで、新しい年にも、梅が開き、桜が満開を迎えられるよう願ってやみません。
東京新聞の「平和の俳句」は終わってしまうようですが、個人的にはネットででも良いので、何らかの形で「平和の俳句」が存続することを期待しています。