老健施設に入所している母親に、弟夫婦と甥っ子夫婦が連れ立って会いに来てくれました。母親は、97歳ですので、弟も甥っ子も80歳代です。思いがけない来訪者に大喜びでした。
甥っ子が母親の実家の写真を持ってきてくれました。実家の前の道は農道でしたが、その農道が自動車会社の進出を受けて、舗装された立派な道路になりました。実家の家の前をバイパスもどきの立派な自動車道ができ、母親も驚いていました。
その話が発端で、「裏の家の〇〇はどうしただろう」「下の家はどうなっただろう」と次々に母親の実家での思い出話が飛び出し、話は尽きることがありませんでした。
義妹が、「口に優しいから・・・」とプリンを持ってきてくれました。施設には「食べ物の持ち込み好ましくない」と言われています。プリンの次は母親の好きな酢饅頭です。
田舎の方で作られている酢饅頭とあってとても喜びました。
義妹が、「食べさせてあげる」と言うのを断って、自ら頬張りました。
食べたり、懐かしい話をしたりで、2時間近く話し込んでいました。最初は「遠いところをワザワザ来なくてよい」などと言っていましたが、やはり、来てもらえればとても嬉しいようです。
4人は、「年が明けたらまた会いに来るからね!」と言いながらみんなが握手をして帰りました。
沢山、おしゃべりできてとても満足そうでした。