今日は「敬老の日」。今までは、他人事に思っていました。町内会から「敬老の日」の案内をもらうようになってから随分経ちますが、いつも「自分は未だ若い」と思って、一度も出席したことがありませんでした。それは、私の母親が健在なことも関係しているように思えます。母親にとっては、「敬老の日」の日でも、自分には関係ないと思い続けてきました。
ところが、孫から「敬老の日」と言うことでショートケーキを貰いました。
勿論、初めてのことです。孫と言っても、間もなく社会人になる兄と大学受験を控えた弟の兄弟です。
何か、「敬老の日」でケーキを貰い、いよいよ私も年寄り扱いをされたようで違和感を覚えました。
確かに、世間では「年寄り」と呼ばれる年代ですが、自分の気持ちとしては、「気持だけは、まだまだ若い」と思っていました。
でも、つくづく考えると、前を向いて歩んできた時代よりも、人生の後始末をする時期が如何に難しいかを実感する年齢になりました。
「老兵は消えるのみ」ですが、ひとさまに迷惑をかけづに静かに消えたいものだと考え始めました。