昨日、台風情報と併せてネットを見ていたら、こんな記事がありました。時事通信の転載です。
マレーシア首相が、バラバラの国連の現状を憂い、日本の憲法9条をマレーシア憲法に取り入れたいと述べたそうです。
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世界の結束、国連創設時より劣る＝憲法9条の導入「検討」―マレーシア首相
9/29(土) 10:56配信
【ニューヨーク時事】マレーシアのマハティール首相（93）は28日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、地域機構が弱体化して未解決の問題もそのままになっていると指摘し「世界は国連創設時よりも結束できていないように見える」と危機感を表明した。
5月の総選挙で首相に返り咲いたばかりのマハティール氏は、前回首相を務めていた最後の年である2003年以来の国連総会出席となった。
マハティール氏は、中東の紛争が広く拡散し、パレスチナ問題もいまだ解決しない現状に触れ「国連創設時は戦争予防について多く（の国）が考えていたが（今の）世界は本当の方向性を持っていないように見える」と苦言を述べた。国連が発足した1945年、マハティール氏は20歳だった。
また、国連安保理などによる制裁を、罪のない人まで巻き込む「現代の包囲攻撃」と表現。米国による対イラン制裁を念頭に「マレーシアがイランと問題がなくても、イランと貿易できない」と批判した。一方で「われわれが大国に制裁をかけたくてもそれは不可能だ」と語り、大国と小国の間に横たわる不平等を訴えた。
一方、日本の憲法9条について「（侵略）戦争を認めない日本の憲法にならうことを検討している」と述べ、マレーシアの憲法改正に意欲を示した。
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そして、今日の東京新聞を見たら、マレーシア首相の発言がより詳しく載っていました。記事によれば、その背景に「SA9（9条を支持せよキャンペーン）」という埼玉県日高の市民団体の働きかけがあったそうです。
私は、「憲法9条にノーベル平和賞を」という運動は知っていましたが、「SA9（9条を支持せよキャンペーン）」のことは初めて知りました。
本来の機能を失いつつある国連の役割を抜本的に改革するには、私は、世界の行動基準に日本の「憲法9条」の理念を据えるとことだと思います。その意味でも、憲法9条の出番だと思います。
東京新聞の記事を転載しますので、ぜひ、ご一読ください。
