私の母親が入所している特養施設で「敬老祭」がありました。
毎年、敬老の日に合わせて行っているようですが、明日の敬老の日には、通所のみなさんの敬老祭があるようで、入所者の方は、今日が「敬老の日」でした。
施設長が、「入所の方のうち、傘寿、卒寿、白寿、そして100歳以上の方にお祝いとして記念品を贈ります」「人生100年時代に入り、入所者の方にも、100歳を越える方が年々増えて喜ばしいです」とあいさつされました。
私の母親も来年2月に99歳になるということで、白寿のお祝いをいただきました。
受賞する母親の紹介がスタッフからありましたが、「トミ子さんはご家族、ご親戚も多いようで、沢山の方が入れ替わり面会に来てくれ、いつも部屋からは大きな笑い声が聞こえ、とても賑やかです。その真ん中に、いつもトミ子さんがいて、とても幸せそうです」と話されました。
式典終了後、みんなで、ボランティアの方のピアノとバイオリンの演奏を聴きました。
赤とんぼ、夕焼け小焼け など抒情歌など、こころを洗われるような素敵な演奏でした。
敬老祭終了後、親子で一緒にランチを頂きました。
赤飯にお刺身もつき、特別メニューでした。母親は「美味しい」と言って完食でした。
部屋の戻り、改めて記念品を胸に写真を撮りました。
いかにも表情が硬かったです。「敬老祭」だと言うのに私しか来なかったのが、不満だったようです。素敵なお花と記念品は写真スタンドでした。
そこへ、思いがけず孫娘夫婦が、「敬老祭」とは知らずに来てくれました。トタンに表情が変わりました。とても嬉しかったようです。
頂いた「白寿記念状」を壁に飾りましたが、文面は以下の通りでした。
「トミ子さんは、99年間多くの方々に笑顔と幸福を与え、日本の幸福と繁栄に貢献されました。今後も益々のご活躍を期待し、ここに白寿記念状を贈ります。 職員一同」
母親は、「来年は、100歳で、また記念品がもらえるかも・・・」と意欲満々でした。
孫娘夫婦が来てくれたので、とても嬉しい「敬老祭」になったようです。