私の連れ合いは、中村哲さんのアフガニスタンの支援のための「ペシャワール会」に入っています。
今年最後の会報が届きました。
会報には、アフガニスタンでの8月の政変以降の会の動きについて書いてありました。
アメリカに支えられていたアフガニスタン政府軍があえなく崩壊し、タリバンが政権を握りました。
それでも、ペシャワール会は政変後の活動を続けているそうです。
アフガニスタンでは干ばつが酷く、人々の生活は大変なようです。また、政変で銀行機能が停止し、現地の人の報酬を払う現金が用意できないそうです。
会報には、そんな活動の様子が掲載されていました。
それと併せて、故中村哲の言葉も掲載されていました。
飢えに苦しむ人に必要なものは「弾丸」ではない。アフガンに平和をもたらすのも「弾丸」ではない。
今、日本では周辺有事ということで軍事予算がうなぎ上りに増えています。
「武器では平和は守れない」が私の信条です。
日本政治を動かしている政治家と違って、中村哲さんの言葉には実践に裏付けられた重みがあります。
文中、PMSという言葉がありますが、ペシャワール会の略で、こんな会です。
ペシャワール会は1983年9月、中村哲医師のパキスタンでの医療活動を支援する目的で結成された国際NGO(NPO)団体です。また、PMS(略: Peace (Japan) Medical Services)は、平和医療団・日本 総院長の中村哲医師率いる現地事業体です。
PMSは医療団体ですが、病気の背景には慢性の食糧不足と栄養失調があることから、沙漠化した農地の回復が急務だと判断し、今なお進行する大干ばつのなか灌漑水利事業に重きを置いて、現在はダラエヌール診療所、農業事業、灌漑事業、訓練所でのPMS方式取水技術の普及活動に職員一同尽力中です。