能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

手段の目的化という落とし穴・・・常に「目的は、何?」と問い続けるチカラ・・・

2010年11月27日 | マネジメント

一所懸命やっているのだけれど、ふと考えてみると何のためにやっているのか分からなくなる。

当面の問題に対処するために努力しているのだけれど、なんでこんなに苦労しているのか悩んでみたり・・・。


「手段」が「目的」化することは、日常の仕事や生活の中で多々起こりうること。

能率の観点からすると、目的と手段のアンバランスでムリ・ムダ・ムラが発生する局面ということになります。

今までそうだったから、それを続けている・・・これしかやり方がないから気力と根性で続けている・・・といったところです。

苦しみながらも続けていると快適ゾーンに入ってくるということもありますが、その時間とエネルギーを他に振り向けることにより、もっとスゴイ事が出来るかもしれません。

目的の手段化を回避するためには、

「トヨタ式になぜを5回繰り返す」

「そもそも論に立ち返る」

「絵や図で可視化してみる」

「第3者の助言を得てみる」・・・

といったSTOP-LOOK(一度立ち止まって再考してみる)することが大切になってきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする