来年2025年は、「昭和100年」「戦後80年」に当たるそうです。
日経ビジネス誌2024/12/30、2025/1/6合併号の特集記事は、「昭和100年の教訓 栄光と停滞、30人の証言」。
昭和の100年間の日本経済の節目に立ち会った経済人、学者、官僚など30人が「昭和」を語ります。
大きく、「戦前・戦後復興期・高度成長期」「バブルの生成と崩壊」「失われた30年」の3つのパートで構成されています。
年功序列の原点は、戦前の国策だったことや、オイルショックのトイレットペーパー不足の原因など初めて知った昭和の事実がありました。
1985年のプラザ合意まで世界経済を牽引した日本・・・当時は、株式時価総額の世界トップ10に7社の日本企業が入っていました。
今では、トヨタでさえ、50位。
慢心や油断があったのでしょうが、アングロサクソンの罠にかかったということもあるのだと思います。
同特集の提言では、「日本は自由貿易を守る防波堤になれ」と指摘しています。
さらに、「アニマルスピリッツを再び」と呼びかけます。
かつてアダム・スミスの言った野生の魂、ハングリー精神は、日本の高度成長の土台になりました。
これを、国や政府の主導ではなく、企業の力で築き上げることが重要と指摘します。
「豊か」で「強い」日本を創っていく・・・ニッポン復活に向けて「民」の力を開花させていかなければなりません。
今こそ、シュンペーターのイノベーション理論を日本で開花させる時節になりました。
がんばろう!ニッポン