旧岩崎邸を訪れました。
明治29年に建てられた洋館。三菱財閥岩崎家の本邸です。
設計は、イギリス人建築家のジョサイア・コンドル。
日本で西欧建築の父と呼ばれています。
鹿鳴館やニコライ堂の設計で知られています。
かって2.5万坪あった土地も今では1/3に。
庭園と名付けられていますが、芝生の広場が中心なので、日本庭園や池などはありません。
本館は、17世紀のジャコビアン様式が取り入れられ、全体的には英国ルネサンス様式が取り入れられています。
一番気に入ったのが、書斎。
「Den」と表示してありました。
広くはありませんが、高い天井と微細な装飾が落ち着きある空間を醸し出しています。
残されているのは、本館、和館(書院造)、そして撞球館・・・ビリヤード場です。
撞球館は、ペンシルバニアのカントリハウス様式が取り入れられているとのこと。
本当に優雅なものです。
休みの日、ここの芝生で書を読むもよし、お茶するのもよし、モボ、モガに変身するにはもってこいの場所です。
庭園内にある国立近現代建築資料館も、なかなか興味深い展示でした。
旧岩崎庭園
東京都台東区池之端1-3-45 電話03-3823-8340