広島の地方紙・中国新聞の記事を読んで驚きました。
小さな記事ですが、ショックを受けました。

広島市に今年完成した新サッカー専用スタジアム「エディオン ピースウイング広島」で試合中に70キロのアルミ棒が落下したとの報道。
40メートルの高さから70キロもあるアルミ棒が落ちて、観客席を直撃・・・。
その衝撃音に選手も観客も驚いたそうです。
考えただけでも恐ろしい事故です。
このアルミ棒は、バトンと呼ばれるチーム旗や国旗などを吊るすためのアルミ製の棒。

しかも、サンフレッチェ広島の女子チーム・レジーナの試合中。
幸いなことに落下地点には観客はいなかったとのこと。
本当に不幸中の幸いです。

広島市にある新交通システムの建設工事中に起こった橋梁の落下事故を思い出しました。
巨大な橋が道路に落下、下に止まっていた自動車をペチャンコにし、14人の方が亡くなりました。
教訓が活かされていません。
広島の街は、地上7階、3万人収容の新サッカースタジアムということで盛り上がりました。
短い納期で、突貫工事による複雑な形状の建築物を建造する・・・どこかに無理があったのでしょう。
そこに、人手不足や熟練工の不在などが重なった結果だと思います。
高いと言われていた日本の技術力の低下、現場のスキルダウンといったマクロ要因も背景にあります。
この新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」は、雨が降るとコンコースに池のような水たまりがたくさん出来ます。
水はけが最悪です。
こちらも突貫工事のせいでしょうか?


日本代表の国際Aマッチ、シリア戦の開催が決まっています。
テロ並みに恐ろしいスタジアム・・・かなり不安です。
行政もコンサルやゼネコンに丸投げしている状況・・・。
安心、安全にサッカー観戦できるように確認、チェック、メンテナンスをしていただきたいものです。
今日は予定どおり鹿島戦があるとのこと。
ご安全に!