カリフォルニア・デザイン 1930~1965 モダンリヴィングの起源
国立新美術館で開催中の「カリフォルニア・デザイン 1930~1965 モダンリヴィングの起源」を観るために六本木まで行ってきました。
乃木坂駅からは、直結の通路がありとても便利です。
この新美術館は、1997年にオープン。
黒川紀章さんの設計とのこと。ガ
ラスを多用しRをいたるところに取り入れたモダンな外観です。
美術界の晴海展示場といった感じです。
コレクションを持たないこの美術館は、ナショナルアートセンターとの位置づけ。
企画展を中心に運営されています。
おしゃれなカフェやレストランもあり、ミュージアムショップも充実しています。
この国立美術館もキャンパスメンバーズという制度をとっており、ここに入っている大学は団体料金で企画展に入れます。
もちろん、放送大学の学生証を提示、ちょっと得した気分になりました。
カリフォルニア展では、流線型の銀色に輝くトレイラー、AVANTIという4人乗りクーペなどの実物がお出迎え・・・
カリフォルニアの青い空が思い出されます。
全部で4つのエリアで構成されていました。
1.カリフォルニア・モダンの誕生
2.カリフォルニア・モダンの形成
3.カリフォルニア・モダンの生活
4.カリフォルニア・モダンの普及
思想や哲学を重視するヨーロッパ的な重厚なスタイルではなく、きわめてアメリカ的な合理性、陽気さ、実務実践が感じられました。
住宅、家具、デスク、椅子・・・特に、椅子は作家のインタビューDVDなどともに現物が展示。
今、世の中のリビングにある椅子の原点が見て取れました。
こうなると、美術家というよりは、工業デザイナー、職人といった感じです。
米国のデザインの原点を想いながら、お茶して帰路につきました。