能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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個人バランスシート(貸借対照表)作成のススメ・・・個人BSを作って、数年分のPLを分析すれば、いろいろな課題が見えてきます

2024年06月05日 | マネジメント

ファイナンシャルプランニングの本を読んでいて、面白い切り口に出会いました。

企業経営の財務会計で使われている貸借対照表(BS/バランスシート)の個人版を作成し、資産管理やマネープランニングに活用するというもの。

新NISAやインデックス投資、S&P500やオルカンなどがブームになっていますが、その前に個人資産のBSを作るのは、アリだと思います。

BSの右側は、貸方。

資金調達の方法。

負債と純資産が入ります。

負債は、住宅や自動車のローン等が入ります。

BSの左側は、借方。

資産がどう運用されているかが表記されます。

預貯金、株式や投資信託、生命保険、自家用車、土地建物などが入ります。

左右がバランスするため、総資産から負債を引くと純資産(自己資本)になります。

企業経営で得られた利益を一覧表にしたものが、損益計算書(PL)。

会社の成績表と言われるPLは、いわば1年間の「お小遣い帳」といえます。

ただし、PLからは現有キャッシュの額や総資産が分かりません。

個人BSを作って、数年分のPLを分析すれば、いろいろな課題が見えてくると思います。

個人BSは、財務マネジメント視点です。

中小企業の経営者が資金繰りで苦労されるのも、BSが読めないことに起因していることが多いです。

(入門書を読めば数時間で概要が理解できます)

 

個人、家計でも健全なBS、PLにもっていきたいものです。

くれぐれも、債務超過への転落には気をつけたいですね。


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