気合と根性・・・仕事では、とても大切だと思います。
でも、求められるのは、成果。
ゴールに向けて、効率的、効果的な道筋を通っていくことは大事なことです。
戦略コンサルとして、夜討ち朝駆け・・・長時間労働、徹夜の中から産み出されたテクニック集が本になりました。
コンサルタント的 省力説明術
小早川鳳明著 日経文庫 850円
著者は、バイオエッジ代表。デトロイトトーマツを経て現在は戦略コンサルタントとして活躍されています。
今回は、ビジネスにおける情報収集、思考、分析、資料作り、プレゼンのコツを公開されています。
目次
第1章 クリエイティブに考えない 思考法・分析編
第2章 ゼロから作らない プレゼンは構成がすべて プレゼン編
第3章 難しいテクニックは使わない 化粧で乗り切る 資料作成編
第4章 オリジナリティある資料は作らない 定型化編
第5章 情報収集の網は広げない 情報入手編
パワポの文字色は2色まで、考えるための「手書き8割ルール」、矢印ひとつでアピール力を高める、議事録作成は鉄板フォーマットで等、実務の中から産み出されたノウハウがまとめられた、ベタで現場力の高い一冊です。
「プレゼンを成功させる5つの仕掛け」などは忙しさにかまけて吹っ飛ばしていますが、改めてチェックすねことにより、ムダ、ムラがなくなると思います。
プレゼンを成功させる5つの仕掛け
1 出席者の興味やニーズを事前に知る
2 ミーティングの目標、目的やゴールを共有
3 出席者の世界観に寄り添う
4 出席者に「心の準備」をさせる
5 ミーティング終了後も興味を持たせ続ける
プレゼン成功のために、実に大切なことだと思います。
図解やパワポフォームも満載されており、とても分かりやすい構成になっています。
1時間で気軽に読める実用的な一冊です。