昭和30年代、新婚旅行で大阪から別府へ、東京から熱海へ行くという時代があったそうです。
大分県別府で言えば、日本旅館に泊まり、地獄めぐりで盛り上がる・・・そんな隆盛期があったのでしょう。
数十年ぶりに、別府地獄めぐりをして来ました。
地獄一つごとに入場料を払うシステムになっているのですが、フリーパス2、000円を買えば、すべてに入場できるとのこと。
よし、地獄めぐり全制覇をめざすぞ。
まずは、竜巻地獄。
一定の間隔で噴き出す間欠泉・・・5分ぐらいすごい勢いで噴き上がります。
まわりはアジアからの観光客。
中国語、韓国語、タイ語、英語などが飛び交っています。
皆さん、iphoneで動画撮影しています。
でも、ちょっとがっかりスポット・・・シンガポールのマーライオンやデンマークの人魚姫のようでした。
そして、メインディシュの血の池地獄。
酸化マグネシウムの赤色だそうです。
でも、あまり、赤くない・・・。
「血の池」というネーミングの勝利ですね。
鬼石・坊主地獄
ここのボコボコ感が、とてものんびりしていて、ほのぼの感があるボウズ地獄。
一番のお気に入りです。
かまど地獄
この地獄、1丁目から6丁目までの番地がついています。
おにいさんのインストラクションは、なかなかのパフォーマンスでした。
海地獄
一番人気の海地獄。
98度の熱湯が噴出しています。
スイレンもなかなか見事。
施設も新しく充実しています。
鬼山地獄
別名、ワニ地獄。
100匹のワニが温泉につかっています・・・笑。
最後は、白池地獄
水蒸気のあがる単なる池でした・・・。
人生は天国であり地獄でもある・・・
ダンテや太宰治のフレーズを噛みしめながら、いろいろな地獄を巡った半日でした。
実によく歩きました・・・。
別府地獄めぐり・・・
お薦めしたい昭和レトロ感満載の温泉エンターテイメントです。