久々に面白い本を読みました。
友人の会計士から勧められた本。
500年、わずか500年の間で、資本主義が形成されていく歴史物語です。
500年、わずか500年の間で、資本主義が形成されていく歴史物語です。
経済の覇権がイタリア、オランダ、イギリス、アメリカと動いていくドラマ・・・。
「自分のための会計」から「他人のための会計」へ変遷していく背景・・・。
サッチモやプレスリー、ビートルズまで登場します。
会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ-500年の物語
田中靖浩著
日本経済新聞出版社刊
2200円+税
著者は、公認会計士。
この「会計歴史ツアー」のコンダクターです。
この本を、はじめて会計や財務を学ぶ人が読むと、理解度が格段にアップすると思います。
簿記から入ると、BSやPLあたりで挫折する人が多いのですが、同書では管理会計から入るのも良しという記述があり、大切なのは「実学」としています。
目次
第1部 簿記と会社の誕生
15世紀イタリア・・・銀行革命
15世紀イタリア・・・簿記革命
15世紀オランダ・・・会社革命
簿記がイタリアで生まれたということは知っていましたが、銀行もイタイアだったとは・・・。
バンコ・・・今はフィンテック危機で大変ですが、もともとはすごいビジネスモデルです。
第2部 財務会計の歴史
19世紀イギリス・・・利益革命
20世紀アメリカ・・・投資家革命
21世紀グローバル・・・国際革命
第3部 管理会計とファイナンス
19世紀アメリカ・・・標準革命
20世紀アメリカ・・・管理革命
21世紀アメリカ・・・価値革命
読書の年末年始・・・おすすめの一冊です。
やっと仕事納め・・・我ながら、よく2019年を駆け抜けてきました。
年末年始は、読書でインプット・・・積読(つんどく)解消を目指して学んでいきます!