働き方改革法施行、同一労働同一賃金、最高裁の2つの判決・・・。
この国の人事労務管理が大きく変わりつつあります。
また、西村大臣の年末年始の休暇を延長し「密」を避けるという提案・・・。
長時間労働、勤勉、「休まず、遅れず、働かず」のニッポンのサラリーパースンにとっても、意識改革が必要な時代に入ってきました。
職場に向かう途中、駅貼りのポスター。
10月は「年次有給休暇取得促進期間」「新しい働き方、休み方が始まっています」
というコピー。
厚生労働省からの告知です。
働き方改革法で、年5日の有休取得が義務付けられたので、その推進のためのキャンペーンなのでしょう。
10月が「年次有給休暇取得促進期間」とは知りませんでした・・・。
10月は季節的にも休暇には最適な時季・・・でも、あと1週間もありません・・・涙。
何とか来月には、休みが取りたいなあ(笑)。
繁栄を極めたニッポンもグローバルで行くと今や低成長国、低賃金国。
生産性の低さは発展途上国レベル・・・OECD加盟国で、なんと21位です。
一人当たりのGDPは・・・26位・・・イタリアやオーストラリアよりも低い・・・。
失われた30年・・・。
30年前は、世界のトップを走っていたのに・・・。
GDPもドイツや韓国に抜かれる日も近いように思います。
なんでこうなっちゃったんでしょうか?
賃金ベースでいくと、この10年で、アメリカの労働者は2.7倍に賃金アップ、中国ではなんと12倍に増えています。
それなのに、わが国の賃金は、わずか1.23倍。
その間、税金や社会保険料は増額され手取りが減り、国民はどんどんビンボーになっています。
日本の会社は、その間、内部留保を500兆円も積み増し、労働分配率も過去最低の60%・・・。
だから、もうみんなで休みましょう!ということなんですかね・・・コロナもあるし。
ワークライフバランスや働き方改革・・・美しい言葉ですが、それらが日本人の美徳を否定し、亡国に繋がっていくと思うのは小職だけでしょうか?
はたらけど はたらけど猶(なお) わが生活(くらし) 楽にならざり ぢつと手を見る
by日本人
啄木は、この国の未来を詠んでいました。