広島市中心部にある地下街シャレオ。
全体の3分の1くらいが空き店舗・・・シャッターが閉まっています。
中心市街地で一等地の紙屋町。
土日でも、夏休みでも人通りが少なく、残念です。
広告の枠も空きがります。
開業当初は、セブンイレブンやお好み焼き屋、ラーメン店、韓流ショップ、アパレルショップなどが入っていたのですが、撤退してしまいました。
コロナ禍や不景気もあり、高い家賃が払えなくなったのでしょう。
特に飲食店は、FLR比率が高く経営的には難しいと思います。
行政やお役人さんも頑張っているのでしょうが、改善が見られません。
家賃、テナント代が入らないため、赤字が続きます。
このままでは、税金や公的資金投入という、いつものパターンになるのだと思います。
生き延びたアパレルショップも閉店セール・・・。
なかなかよいセレクトショップなのですが、お客さんがいません。
新規の出店も進めているようです。
ただ、実現しているのは公共スペース、レンタルスペースの提供。
何だかなあ、という感じです。
就職氷河期の方たちに向けた職業紹介機関も開設。
でも、人の姿が見えません・・・土日休日はお休みです(爆)。
最近、古本屋と立ち飲み屋をミックスした新業態のお店が新規出店。
コンセプトは面白いと思うのですが、お客さんが入っていません。
FLR比率、採算もかなり厳しいと思います。
古本もお酒も大好きです。
でも、人が通るところで、ドラム缶の上で飲みたくないですよね。
そして、とうとうやってはいけない無人テナントが出店。
ガチャ専門店です・・・しかも2か所も(笑)。
これでは、うらぶれたスーパーマーケットの二階状態です。
この次は、ゲーセンや自動販売機コーナーの設置ということになるのでしょうか?
ホント、もったいないです。
地下商店街の復興・・・。
まずは、地の利を活かして、にぎわい作りをしていかなければなりません。
中四国9県のアンテナショップや地元のJAと連携した地産地消市場あたりで人を呼び込んでいく作戦はどうでしょうか?
国際平和都市ヒロシマという強みを活かせば、アップルショップだって、amazon、ZARAだって入ってくれるかもしれません。
どうせ税金や公的資金を突っ込むのであれば、刀の森岡さんや佐藤可士和さんあたりにお願いしてみてはどうでしょうか?
建築家の安藤忠雄さんも、この近くに子ども図書館を造って寄付されるようです(拍手!)。
地下街シャレオ問題・・・広島市民にとって切実な問題です。
新サッカー専用スタジアム「エディオンピースウイング広島」に今月オープンした公園のテナントも、この地下街と同じようなテナントが入っています。
半年後には、このシャッター地下街と同じような運命をたどると思います。
せっかくハコモノを造ったのに、本当に残念です。
広島の街を魅力ある都市にするためにも、若者たちの声、物言う市民、民間活力が必要だと思います。
広島の地下街を盛り上げていきましょう!