私の歩き方は、まだまだ一人で歩けるようなものじゃない。両足のバランスは悪いし、左足の膝がカクカクするし、右側に力が掛かり過ぎ、右膝まで笑うようになった。リハビリの先生や、主治医に、「前よりかなり良くなった。」と言われても、私は内心首をかしげていた。杖や先生のサポートがあってこそ、ようやく歩ける。しかも、どんなにかかとからつま先の順に踏むと頭でわかっていても、コントロールできずベタン、ベタンとなってしまう。そして足の甲、足首、膝頭を痛めてしまう。わかっていても、思うようにいかない。自分にとって、「停滞」であった。今日、午後のリハビリの時、膝が笑わなかった。膝の痛みがなかった。膝の安定感を感じた。何も感じない安定感。「膝が頑張っていたね。」「膝がカクンとしたね。」「膝が笑うの。」それらの言葉が出ないただの膝の存在。皆さん、歩いている時、膝
を意識しますか?歩いている時、膝が何も感じなかったという感覚が何カ月かぶりに味わった。それを先生に伝えた。左膝と右膝が平等感覚。でもその後またいつもの足首、膝。でも、いつかまた甦る。
トイレに行く時、杖で一人で行って良し、と言われる。夜は車椅子だが、車椅子から離れる訓練だ。