20日(金)その2.すみだトリフォニー・ホールで新日本フィルの第476回定期演奏会を聴きました
。3月の大震災で公演が中止になった関係で、このホール(大)で新日本フィルの定期公演を聴くのは3か月ぶりです。
プログラムは①ドボルザーク「交響的変奏曲」②ブラームス「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」(Vn:アリッサ・マルグリス、Vc:タチアナ・バシリエバ)③マルティヌー「交響曲第3番」の3曲。指揮はクリスチャン・アルミンク。バイオリンとチェロは原発レベル7の影響で当初の演奏者の代演です。
ドボルザークの「交響的変奏曲」は、プログラムの解説によれば「ボヘミアやウイーンなどの民族的素材を活かしながら、全体にチェコ的な感情を大らかに溢れる」曲らしいのですが、最初の部分を聴いた時には”日本人が作曲したのではないか”と思ってしまうほど日本人に馴染みのあるメロディー
でした。ドボルザークってどの曲も親しみやすいですけどね。
ブラームスの「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」は、ピアノ協奏曲やバイオリン協奏曲を作曲してきたブラームスにとって協奏曲として最後の曲ですが、全体的に交響曲のようなスケールの大きな曲です。ソリストの女性2人は、それぞれ真っ赤なドレスに身をつつんで颯爽と登場しました。2人とも背が高く大柄なこともあって、出てくる音楽もスケールが大きくブラームスにぴったりでした。チェロのバシリエバは先日のラ・フォール・ジュルネにも出演した実力者で、長い腕を活用して力強い演奏を聴かせてくれました。
マルティヌーの「交響曲第3番」は、指揮者アルミンクの解説によると「男性的で、戦闘的な感じがあり、暗い雰囲気だが、勇気がある」ということらしいのですが、聴いていると確かに”戦争の足音”
が聞こえてきます。彼はナチスの迫害を避けて1941年にアメリカに逃れますが、この曲はクーセビツキーのボストン交響楽団指揮活動20周年の記念に献呈され、1945年10月12日にこのコンビによりボストンで初演されました。
ところで、他のオーケストラと違って新日本フィルの場合は、演奏者名とその楽器が舞台の配置図上に示されたフリップを用意してくれるので、今日はだれが何を演奏しているのかひと目でわかることです。地道な努力ですが、オーケストラと聴衆を結びつけるのに最も有効な方法だと思います。定期会員を減らさない有効な手段といっても良いかも知れません。他のオーケストラも見習ってほしいと思います


プログラムは①ドボルザーク「交響的変奏曲」②ブラームス「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」(Vn:アリッサ・マルグリス、Vc:タチアナ・バシリエバ)③マルティヌー「交響曲第3番」の3曲。指揮はクリスチャン・アルミンク。バイオリンとチェロは原発レベル7の影響で当初の演奏者の代演です。
ドボルザークの「交響的変奏曲」は、プログラムの解説によれば「ボヘミアやウイーンなどの民族的素材を活かしながら、全体にチェコ的な感情を大らかに溢れる」曲らしいのですが、最初の部分を聴いた時には”日本人が作曲したのではないか”と思ってしまうほど日本人に馴染みのあるメロディー

ブラームスの「バイオリンとチェロのための二重協奏曲」は、ピアノ協奏曲やバイオリン協奏曲を作曲してきたブラームスにとって協奏曲として最後の曲ですが、全体的に交響曲のようなスケールの大きな曲です。ソリストの女性2人は、それぞれ真っ赤なドレスに身をつつんで颯爽と登場しました。2人とも背が高く大柄なこともあって、出てくる音楽もスケールが大きくブラームスにぴったりでした。チェロのバシリエバは先日のラ・フォール・ジュルネにも出演した実力者で、長い腕を活用して力強い演奏を聴かせてくれました。
マルティヌーの「交響曲第3番」は、指揮者アルミンクの解説によると「男性的で、戦闘的な感じがあり、暗い雰囲気だが、勇気がある」ということらしいのですが、聴いていると確かに”戦争の足音”

ところで、他のオーケストラと違って新日本フィルの場合は、演奏者名とその楽器が舞台の配置図上に示されたフリップを用意してくれるので、今日はだれが何を演奏しているのかひと目でわかることです。地道な努力ですが、オーケストラと聴衆を結びつけるのに最も有効な方法だと思います。定期会員を減らさない有効な手段といっても良いかも知れません。他のオーケストラも見習ってほしいと思います


